Loading...

週刊バッテリートピックス「NEDOが技術案を採択」「ハンガリー中国工場に閉鎖命令」など

2026/07/12 14:35
文字サイズ
週刊バッテリートピックス「NEDOが技術案を採択」「ハンガリー中国工場に閉鎖命令」など

 2026年7月6日~7月12日のバッテリー業界では、NEDOの革新型電池の技術開発案の採択が目を引いた。田中貴金属が水素燃料電池を導入するなど一般企業の最新型電池の導入も進む。海外では南京大やBYDなど中国勢が引き続き元気だが、ハンガリーが環境汚染で工場封鎖を命じるなど障壁も出てきている。

<国内>

●大阪ガス、京セラ製の家庭用蓄電池を発売

 大阪ガスは7月10日、「同社と傘下の大阪ガスマーケティングは、京セラが製造する新たな家庭用蓄電システム「Enerezza(R) PlusII」(エネレッツァプラスツー)を7月1日に発売した」と発表した。

 

 

(出所:大阪ガス発表資料)

 

プレスリリース:大阪ガス、日本初、新築の太陽光発電設置住宅を対象に、家庭用蓄電池を電力取引市場で活用する「スマイ電池EX」の実現に向け、京セラ製家庭用蓄電システム「Enerezza® PlusⅡ」を販売開始|Daigas STUDIO|Daigasグループ

 

●NEDO、革新型電池の技術開発で研究提案を採択

 国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は7月9日、「革新型蓄電池技術開発・高度解析」事業の研究提案を採択した。GSユアサやクラレなどの案件が選ばれた。

 

関連記事:NEDO、資源リスク・調達リスクの低い革新型電池開発に着手―研究提案2件を採択

関連記事:GSユアサや東京理科大ら、NEDO事業に「次世代ナトリウムイオン電池の技術開発」が採択

関連記事:クラレ NEDOの次世代ナトリウムイオン電池開発に炭素材料メーカーとして参画

 

●田中貴金属工業、東芝製の純水素燃料電池システムを導入

 

 田中貴金属の産業用貴金属部門である田中貴金属工業は7月9日、自社ホームページ上で、「7月8日に湘南の発電所に導入した純水素燃料電池システムが始動した」と発表した。システムは東芝製で、純水素燃料電池としては発電容量500キロワット(KW)と国内最大級。

 

プレスリリース:田中貴金属、国内最大級500kW燃料電池発電設備「TANAKA H2 Nexus」を稼働開始 | プレスリリース | ニュース | 田中貴金属 産業用貴金属製品グローバルサイト

 

●アルコニックス、PXPに出資

 アルコニックスは7月9日、次世代型太陽電池スタートアップPXPに出資したとを発表した。

 

関連記事:アルコニックス、次世代型太陽電池スタートアップPXPに出資

 

●住友電工、柏崎でRF電池受注

 住友電気工業は7月8日、柏崎あい・あーるエナジー(新潟県柏崎市)から、レドックスフロー電池 (RF電池)を受注のうえ着工したと発表した。

 

関連記事:住友電工、新潟県柏崎市で第4期レドックスフロー電池設置工事を着工

 

●AESC、独BMWに電池供給へ

 

 スマートバッテリーのAESCグループ(本社:横浜市)は7月8日、独BMWの新型EV向けに電池を供給すると発表した。中国江蘇州の工場で新たに量産する大型電池を提供する。AESCがBMWに電池を供給するのは初めて。

 

プレスリリース:AESC

 

●JFEテクノリサーチ、電池の腐食試験サービス拡充

 JFEグループの検査・評価会社であるJFEテクノリサーチは7月6日、各種電池に対する複合サイクル腐食試験(CCT)の受託サービスを、7月に拡充したと発表した。

 

関連記事:JFEテクノリサーチ、EV用大型電池ユニットの長期耐食性評価サービスを拡充

 

<海外>

●中国・南京大、新たな電解液を開発

 中国の南京大学は7月8日、ホームページ上で、「同校の研究チームが新型の電解液を開発した」と発表した。リチウム金属電池のエネルギー密度を向上させ、充放電サイクル寿命を大幅に延ばすことができるという。

 

新型電解液

(出所:南京大学の発表資料)

 

プレスリリース:我国高校开发新型电解液让锂金属电池“增能延寿”-南京大学

 

●中国BYD、韓国でEVバス発売へ

 韓国・電子新聞(etnews)は7月7日、中国電気自動車(EV)大手のBYDの韓国法人が、韓国で大型電気コーチバスを10月にも発売すると報じた。

 

関連記事:BYDが韓国に12m級電気バス投入へ ― 10月発売、価格は韓国産より1億ウォン安く

 

●ハンガリー、中国企業の電池工場に閉鎖命令 環境汚染で

 

 

  ハンガリー地元紙のデイリーニュース・ハンガリーは7月3日、「ハンガリー当局が、中国のバッテリー分離器メーカーである恩捷股份(セムコープ・グループ)の同国東部デブレツェン(Debrecen)工場の閉鎖を命じたと伝えた。

 6月下旬の調査で環境汚染と事故の危険があると判断されたため。アルミニウムやヒ素、亜鉛、鉛、コバルト、カドミウム、ニッケル、クロムなど各種重金属が基準値を超えて検出されたという。デブレツェン市長は同社に向け、同市からの撤退を勧告している。

 ハンガリーでは5月に政権が交代し、前政権の親中姿勢が見直されている。

 

関連記事: 週刊バッテリートピックス「日印、電池でも協力」「ハンガリー電池工場で政策転換」など

 

●ナイジェリア、リチウム加工工場が始動 西アフリカ最大

 ナイジェリア政府は7月2日、同国中部ナサラワ州エンド地区で、西アフリカ最大とされるリチウム加工工場の稼働式典を開催した。

 

関連記事:ナイジェリア、西アフリカ最大のリチウム加工工場が稼働 重要鉱物のバリューチェーン構築へ

 

●中国、EV規格を強化 1日付

 中国政府は7月1日付でEV)関連の規格を強化した。

 

関連記事:中国 電気自動車用電池の新国家規格 7月1日から施行

Kure

関連カテゴリ

関連記事

新着記事

ランキング