LIXILは9日、旧東京建設会館(東京都中央区)の解体工事で発生したアルミサッシを回収し、戸田建設が新設する筑波技術研究所(仮称)構造材料棟のアルミサッシ(PremiAL R100)へと生まれ変わらせる、業界に先駆けたアルミサッシの"Building to Building"水平リサイクルモデルを確立したと発表した。旧建物で発生したアルミサッシ廃材の運搬、選別、溶解、鋳造、そしてサッシ製造に至るまで、一貫したトレーサビリティを確保した取り組みとなる。
LIXILは、回収前の成分調査から溶解・新たなサッシ製品の製作までを担っている。再生したアルミサッシは、2027年3月に竣工予定の筑波技術研究所(仮称)構造材料棟のリサイクルアルミ使用比率100%の「PremiAL R100」として、メインファサードに使用される。また、同物件のその他のアルミサッシにも「PremiAL R100」が採用されているという。
「PremiAL R100」は、原材料調達・輸送・製造までのCO₂排出量は2.9kgで、EPD認証制度の一つである環境ラベルプログラム「SuMPO EPD」を取得している。これは、新地金を100%使用したアルミ形材のCO₂排出量と比較すると、約80%の削減ができることを意味し、エンボディドカーボンの削減への貢献と、建築物の環境価値向上に寄与する見込みだ。

(IRuniverse K.Kuribara)