パテント・リザルトは13日、2025年の特許審査過程において他社特許への拒絶理由として引用された特許件数を企業別に集計した「鉄鋼・非鉄金属・金属製品業界 他社牽制力ランキング2025」の調査結果を発表した。2025年に最も引用された企業は住友電気工業。次いで日本製鉄、JFEスチールとなった。
住友電気工業の最も引用された特許は「ばらつきの少ない薄膜歪抵抗材料」に関する技術で、ミネベアミツミの計8件の審査過程で引用されている。このほかには「入力光を分波し位相変調し、対称配置した出力とモニタポートを備えた光モジュール」に関する技術が引用された件数の多い特許として挙げられ、NTTの計6件の拒絶理由として引用された。2025年に住友電気工業の特許による影響を受けた企業としては、トヨタ自動車、古河電気工業、NTTなどが挙げられるという。
日本製鉄の最も引用された特許は「低燃焼性炭材と高燃焼性炭材を後添加し、焼結鉱の成品歩留を向上させる焼結鉱製造方法」に関する技術。JFEスチールの計4件の審査過程で引用された。このほか「金属部材と繊維強化樹脂を強固に接合し、超加成則を示す軽量高強度複合体」に関する技術が引用された件数の多い特許として挙げられ、レゾナックの計4件の拒絶理由として引用されている。
また、JFEスチールの最も引用された特許は「走査電子顕微鏡で撮像した材料画像を解析し、材料の特性値と確信度を推定する装置・方法」に関する技術。日本発条などの計6件の審査過程において拒絶理由として引用された。

(IRuniverse K.Kuribara)