リオ・ティントは、豪州クイーンズランド(QLD)州Gladstoneに構える同社のアルミナ精錬所で使用する地元産バイオペレットの調達に関して、豪州のバイオエネルギー企業SuperChar Limited (SCL)との間に5年間のオフテイク契約を締結したことを発表した。2028年の納入開始を目指しているとして、7月22日、同社より声明が発表されている。
リオはアルミナ精製において化石燃料への依存度を低減しようと模索しており、バイオペレットの利用はその中の潜在的な解決策の一つであるとのこと。今回の契約締結に先立ち、リオはバイオペレットと石炭のさまざまな混合比やその効果を検証するなどのトライアルおよび実現可能性調査を行なったことを明かしており、その結果、試験条件下において、精製所のボイラーで蒸気を発生させるために使用される石炭の最大30パーセントがバイオペレットで代替できることが示されたという。
さらに、今回の契約に基づき、リオはバイオペレットを5〜50パーセントの範囲内で配合したバイオペレット混合燃料に関して、一連の実証試験および評価を実施していく計画だ。これによりバイオペレットの潜在的な役割の評価を深め、また、将来的には供給量増も視野に入れていると説明されている。
なお、SCLは、グラッドストーンにバイオペレット生産施設を建設する計画であり、そこでは地元産の多年生エネルギー作物「バナグラス」を原料として使用する予定。同施設は当初、年間35,000トンのバイオペレットの生産能力を有する見込みで、契約量全量の生産を達成すれば、二酸化炭素換算で年間最大90,000トンのスコープ1排出量を削減できるものと考えられている。