愛知製鋼は31日、ネオジム系異方性ボンド磁石「マグファイン®」の新製品として薄く柔軟な磁石シート「マグファイン®シート」を開発し、同日からサンプル販売を開始したと発表した。同製品はマグファイン®の高磁力を維持したまま、薄型でしなやかなシート形状を実現した磁石シート。曲面や狭小空間への搭載が可能となったことで、センサ用磁気部品、薄型モータ・アクチュエータ、スピーカ・振動デバイスなどの高性能化や製品設計自由度向上への貢献が期待される。
同社独自の微細で強力な粉末磁石に、新たな磁粉配向技術とシート成形技術を適用することで、高磁力でありながら薄く柔軟なシート磁石を実現。最大エネルギー積 103~143kJ/m³(13~18MGOe)の高い磁気特性により、必要な磁力を維持しながら機器の小型・軽量化に成功した。さらに、厚さ 0.3~1.5mm の薄さと柔軟性により、従来は適用が難しかった曲面や、狭小スペースへの搭載を可能とし、設計自由度の向上を実現することで、顧客の製品組み立て工程の簡略化にも貢献する。
また、同製品は柔軟性を有するネオジム系ボンド磁石として世界トップクラスの磁気特性を有しますが、重希土類のジスプロシウム(Dy)およびテルビウム(Tb)を使用していないため、資源調達リスクの低減や安定供給への寄与も期待される。
(IRuniverse K.Kuribara)