三菱マテリアルは28日、伸銅品事業において、生産・供給体制の最適化および経営資源の重点配分を進めるため、100%子会社であるリョウシンドウマニュファクチュアリング社(マレーシア・ジョホール州、RM社)における銅・銅合金条のスリッター加工・販売を終了すると発表した。操業は2027年3月に終了予定。その後の供給体制は若松製作所(福島県会津若松市)より継続供給する見込みだ。
RM社は1995年の設立以来、東南アジア市場向け供給拠点として事業を展開してきた。しかし近年、市場環境や競争環境の変化に加え、マレーシアにおけるスクラップ輸出規制強化など、事業環境が大きく変化しており、供給体制や資源循環のあり方について総合的に検討を重ねた結果、生産・物流機能の最適化を通じた競争力強化と資本効率向上が、中長期的な企業価値向上につながると判断した。
今回の再編により、生産効率向上や在庫圧縮による資本効率改善を図るとともに、創出される経営資源や生産余力を、高性能銅合金、xEV向け材料、データセンター向け材料などの成長分野へ重点的に振り向けることで、伸銅品事業のさらなる競争力強化と持続的成長を目指す。
(IRuniverse K.Kuribara)