メタル・カテゴリー閉じる

新着情報  - News -

2020/07/13   中国鉄鋼需給(7月...
2020/07/13   鉄鉱石・石炭の契約...
2020/07/13   先週の中国内電極価...
2020/07/13   国連事務総長、クリ...
2020/07/13   企業動向#273 ...
2020/07/13   企業動向#272 ...
2020/07/13   今週(7/13~)...
2020/07/13   今週(7/13~)...
2020/07/13   今週(7/13~)...
2020/07/13   今週(7/13~)...
2020/07/11   MARKET TA...
2020/07/11   欧州からの風#93...
2020/07/11   不二サッシ:財務報...
2020/07/11   10日の中国鋼材ス...
2020/07/10   中国 6月の自動車...
2020/07/10   DRコンゴRCS ...
2020/07/10   「スマートシティ」...
2020/07/10   2020年半導体市...
2020/07/10   《Metal Pr...
2020/07/10   《Metal Pr...

E-WASTE MARKET UP DATE中国市場とガスメーターについて

2013.12.12 10:13

メモリー基板 12月第2週のE-WASTEは11月末に金価格の下落で下がって以降、横ばい。
現在の相場は
 デスクトップPCのマザーボード(A)でキロ560円前後
  (以下、キロ当たり)
 マザーボード(B)で220円、通信基板(CPU付き、全面IC)で
  780円前後
 メモリー基板で1980円前後、HDD基板で1700円前後、
  ノートPCのマザーボードで1000円前後(以上、基板流通業者買値)

中国の買い再開だが
 一頃、完全に止まっていた中国の基板購入がここ1カ月ほどで再開しているという。
そもそも中国は基板スクラップは輸入禁止品目ではあるが、中国内にリユース&リサイクルの市場があるゆえ、税関職員などに別途アンダーテーブルマネーを支払っている。ただ、このアンダーテーブルマネー(以下、UTM)が数年前まではスクラップバリューの20%程度だったのが50%、60%とあがり昨年末頃には100%まで高騰したことで実質中国への基板スクラップ販売は不可となった。
そのため、中国に向かっていた基板スクラップが日本市場へと流れは変わったのが昨年末から今年の10月頃まで。
とはいえ、中国のUTMは依然としてスクラップバリューの100%近くと高率であるため、部品リユースのできる基板スクラップに限られており、リサイクルユースでは中国向けは合わないと聞く。
 中国以外でもベトナム向けがあり、国際市場では電源基板が部品リユース前提のベトナム向けでトン1000ドルの単価が出ているという。リサイクルユースの日本市場の倍以上の値段である。

ガスメーター基板
ガスメーター基板 定期的な交換需要があるため、ガスメーターの基板は比較的流通している部類に入る。
雑品市場ではガスメーターの買取価格はキロ当たり100円前後(多くはガスメーターの外装のアルミ価格で流通)。しかし若干手を加えることで、アルミ外装とメーター基板がリサイクル資源として有価で販売できる。その意味ではガスメーターは有益なリサイクル品なのだが、基板のほうの問題は基板に付いているリチウム一次電池。実はこの電池は扱いによっては燃えやすい。雑品船で発火の原因になるもののひとつがリチウム一次電池である。
 国内でも、ガスメーター基板を在庫していた倉庫で火事が発生し、あるいはトラック運搬中に積み荷が燃えた、という事例もあり、なかなかに厄介な電池ではある。リサイクルはされず、ほとんどが産廃処理(イトムカ向け含む)乃至は非鉄精錬メーカー系の焼却炉で処理される。産廃処理ではトン20万円を越えるほど高額。
 しかし世の中にはリチウム一次電池は多く存在している。リチウムが安いゆえになかなか有価のリサイクルにはなりえないのだろうが、リチウム一次電池の有価リサイクルができれば、今が困りものであるだけに逆に市場性は高いだろう。環境省、経産省も実態のつかめない、現在ではやっているのかどうかも定かではないレアアースリサイクル(主にレアアース磁石リサイクル)に補助金を出すよりも、こちらのほうに補助金をつけて開発したほうが電池リサイクルの受け皿となり、よほど誠実な国内リサイクル業の発展に寄与することになるので一考の余地はあろう。

こういった理由で
リチウム電池付きのガスメーター基板は
 (1)ガスメーターのまま雑品向け→キロ100円前後
 (2)電池を外して基板リサイクル(しかし電池の処理コストはかかる)→150円前後
 (3)電池をつけたままで基板リサイクル→70円前後

となっている。より良きリサイクルとしては(2)で電池も有価でリサイクルできればベスト。有価でなければガスメーター基板からひとつひとつ電池を取り外す作業は非合理的かつ非現実的である。
そうなると(3)のパターンが最良かと思われるが、このリサイクルを安全適切に行えるプラントは限られている。
(IRUNIV棚町裕次)

関連記事