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中国銅地金輸入はすでに過去最高の560万トン超え スクラップ不足と純粋な銅需要増で

2020.11.12 19:01

中国の銅地金輸入は今年、かつてないほど伸びている。その動機として輸入規制による銅スクラップの減少も一因だが純粋な銅需要の増加もあり、またLME→SHFEへのアービトラージの買いによる投機的な輸入増も挙げられる。

中国の10月の電気銅(未加工銅、以下同)輸入量は618,000トン。1~10月の累計輸入量は5,600,000トンで、残り2か月を残しながらもすでに過去最高の電気銅輸入量を記録している。

 

この急増は、10年前の金融危機の再現のようにも見える。

 当時、中国は、低価格、景気刺激策による景気回復、商業的および戦略的の両方の在庫構築の組み合わせで、世界の余剰銅を吸い上げた。

 

しかし今回の変化は、2009年のように非鉄金属全体に買いが広がっていないことで、銅とアルミニウムだけが地金の輸入ブームを示している。さすればやはり輸入スクラップの減少が招いた地金輸入の増加と結論づけられるのだが。

 つまり、中国は世界の銅の余剰と、それほどではないがアルミニウムの余剰を解消しているが、さらに過剰な亜鉛、鉛、ニッケルについてはさほど増えていない。

 

中国は今年、昨年より117万トン多くの精製銅を購入している。これは2400万トンの世界市場においては大規模な購入だといえる。

 

ロンドン金属取引所(LME)の銅が1トンあたり4,371ドルに下落した年の初めの低価格は、元通貨の上昇というプリズムを通して、世界最大の買い手にとってさらに魅力的なものに見えました。LME→SHFEへの裁定取引は増加していった。

 

そしてまた、急速に回復している中国の製造業からの銅需要の強さは、原材料の不足によって補完されている。

 

銅精鉱の輸入は2020年の最初の9か月でわずか2%の増加にとどまっている。中国の拡大する製錬所の能力に追いついていない。製錬所が原材料をめぐる競争でTC費用を削減したため、8年ぶりの安値まで下落したスポットTC料金にストレスが見うけられる。

 

一方、スクラップの輸入は、中国の銅純度の基準値(Cu98~99%以上)が高く、新しい高品質のリサイクル可能な材料の割り当てシステムの実装が遅れているため、輸入は低調に推移している。1月から9月の銅スクラップ輸入量は前年比47%減少しており、結果、中国の銅加工メーカーは地金の輸入を増やすこととなった。

さらに中国での銅備蓄の噂も輸入増に拍車をかけている。

 

 

中国のアルミニウム地金輸入も増えている。特にアルミ合金は歴史的な増加を記録。

この国は世界最大の生産国であり、貿易の流れは歴史的に半製品の形での輸出に大きく傾いていたのだが、今年6月以降、一次アルミニウムと合金アルミニウムの輸入が急増。中国は2009年以来初めて7月から8月にかけてあらゆる形態の金属の純輸入国に転向したが、9月には輸入洪水が減少する兆しを見せた。

 

1月から9月にかけての766,000トンの一次アルミニウムの累積輸入量は、150万トンに達した2009年のピークにはまだ達していない。しかし、ADC12など合金アルミニウムの輸入は、2009年の243,000トンと比較して、今年は932,000トンと約4倍増となっている。

 

合金の需要の増加は中国のスクラップ輸入量の減少によるものであり、アルミニウムスクラップの輸入量は2020年にこれまでのところ49%減少しています。

 

銅とアルミ以外では輸入は増えていない。

前回の危機(リーマンショック)のとき、中国は大量の精製亜鉛と鉛を引き上げました。

精製亜鉛の輸入量は、2008年の183,000トンから2009年には670,000トンに急増し、2017年までこの記録は更新されなかった。

 

精製鉛の輸入は2009年に31,000トンから157,000トンに急増しましたが、これは依然として年間の最高輸入レベルとなっている。

 

しかし今回は、同様の輸入意欲の兆しは見られません。年初来の亜鉛輸入量は昨年比25%減の358,000トンで、鉛の合計はわずか21,000トンで、2019年比76%減です。

 

中国の精製ニッケル輸入量は、2020年9月までで合計98,000トンに過ぎず、前年比40%減少し、2008年以来の最低水準となっています。

 中国の輸入ニーズは、ステンレス鋼の生産能力の増強を反映して、過去10年間で劇的に変化しました。ステンレスミルは、精製金属ではなく、ニッケルピッグアイアン(NPI)またはフェロニッケル、スクラップを使用するようになっている。

 

国の貿易はフィリピンからのニッケル鉱石の輸入によって支配されるようになりました。インドネシアからはNPI。

精製ニッケルの輸入は2015年以降着実に減少している。

 

(IRUNIVERSE)

 

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