メタル・カテゴリー閉じる

新着情報  - News -

2021/01/22   レアメタル系スクラ...
2021/01/22   2020年11月タ...
2021/01/22   イオン×丸紅「ボト...
2021/01/22   NEDOと住友電工...
2021/01/22   東京製鐵、鉄スクラ...
2021/01/22   《Metal Pr...
2021/01/22   《Metal Pr...
2021/01/22   《Metal Pr...
2021/01/22   《Metal Pr...
2021/01/22   住友金属鉱山:コテ...
2021/01/22   東京製鐵:スクラッ...
2021/01/22   国内半導体生販在R...
2021/01/22   決算発表予定日アッ...
2021/01/22   カーボンゼロ時代の...
2021/01/22   カーボンゼロ時代の...
2021/01/22   民生用電子機器輸出...
2021/01/22   Lithium A...
2021/01/22   活況の日本シェアN...
2021/01/22   LynasREE ...
2021/01/22   2020年の半導体...

コロナショックで廃油回収量が激減!バイオジェット燃料にも影響?

2020.12.04 08:28

 サーキュラーエコノミーがここ数年叫ばれ、海洋プラ問題など様々な観点からリサイクルの重要性が謳われてきた昨今で、ついにリサイクル由来の「燃料」も大々的に使用されるようになりました。

 

 その舞台は、長年必要性を叫ばれ続けながら、コストの問題等で停滞していた航空機につかう、ジェット燃料の部門です。MIRUでも記事がありましたが、このほどANAHDでは、フィンランドに本社を置く「NESTE社」から供給されたジェット燃料を導入すると発表しています。

 

 このジェット燃料には、てんぷら油などの「廃食油」や「加工肉」から出た脂身などを30~40%使用しているバイオジェット燃料という事ですが、私の記憶が正しければ、2009年にJALとP&W社がバイオジェット燃料の開発で協力を大々的に発表して以来、11年をかけ、いよいよ本格的な実用化に向けて動いているようです。

 

 海外では、すでにバイオジェット燃料の使用はKLMオランダなどが定期便に投入していましたが(ここも、MIRUの過去記事で載せています)、日系のエアラインが導入するという事は非常に重要と考えます。

 

(関連記事)

 ・ArgusWeibar:バイオ燃料市場の今後と注目点

 ・日本環境設計、JAL、国内初の国産バイオジェット燃料を30万着の服リサイクルで完成

 ・Energy Watch #10 日本でのユーグレナ系バイオ燃料開発は「免罪符」か?

 ・NEDO バイオジェット燃料の一貫製造プロセスの技術開発に着手

 

 

 このように、廃油に関して大きな関心と、新たな分野での需要が発生している中で、足元国内では、廃油回収業者から、コロナショックによる経済不況で、回収量が減ったという声が聞かれました。

 

 

コロナショックで飲食不況…閉店や食用油使用減で廃油回収量が減少

 この話をしてくれた業者は、以前「回収した廃油が、国内でさばけないので、欧州に輸出している。」という話をしてくれた業者です。

 

 先日、この業者に緊急事態宣言後初めて会ったので、最近の廃油回収について聞いたところ、最近は環境問題への関心で廃油の需要もあったが、その矢先にコロナショックがあり、多くの飲食店が閉店に追い込まれた事、使用される食用油をコスト削減目的で、飲食店側が使用を極力削減している事が重なり、廃油そのものが出なくなってしまったと話していました。

 

 以前は、この業者も廃油回収業務で残業が当たり前だったが、残業が無くなり、廃油の排出量については、以前の半分程度まで落ち込んでいると話します。

 

 いくらリサイクルといっても、その廃油自体が出ないという事であれば、業務も商売にもなりません。改めてリサイクルと経済の関係性を知る機会になりました。

 

 ただ、飲食店については、小規模店舗が閉店続出の中、近郊のショッピングセンター等の大型施設の飲食店(フードコート、飲食店舗等)では、廃油の排出量が増加傾向にあるといいます。

 

 これは、住宅地近郊で、小規模飲食店が閉鎖される中、少し足を延ばすと届く距離にあるショッピングセンター等の大型施設の中に出展されている飲食店に、客が集中するという現象が起きていると思われます。しかし、全体でみれば、廃油の排出量が大きく減少していることは間違いないということです。

 

 ようやく動いたリサイクル由来の燃料ですが、経済状況と並行するように、その回収される「量」についても今後注目されます。

 

 

(IRUNIVERSE Hatayama)

 

 

関連記事