大成建設がカーボンリサイクル・コンクリート「T-e Concrete/ Carbon-Recycle」を開発
2021/02/16 13:06 FREE

大成建設は2月16日、コンクリートの製造過程で排出される二酸化炭素(CO2)量に対して、工場の排気ガスなどより回収したCO2から製造する炭酸カルシウムを用いてコンクリート内部にCO2を固定することで、CO2収支をマイナスにすることが可能となる、カーボンリサイクル・コンクリート「T-e Concrete/ Carbon-Recycle」を開発したと発表した。(画像は大成建設のニュースリリースから転載)
回収したCO2を直接コンクリートに吸収させるとコンクリートが中和され、鉄筋の防錆機能が失われ、コンクリート強度が低下するなど、カーボンリサイクルにつなげるためには克服すべき課題があった。
大成建設はこれまで蓄積したCO2排出量を削減するコンクリート技術やノウハウを駆使し、回収したCO2から製造されるカーボンリサイクル材料である炭酸カルシウムを製鋼副産物である高炉スラグ主体の結合材により固化させることで、コンクリート内部にCO2を固定するカーボンリサイクル・コンクリートの開発に至ったとしている。
(IRuniverse)
関連記事
- 2025/08/22 欧州からの風:August 2025 「欧州自動車メーカーとCOVESA、コネクテッド商用車の向上に向け覚書を締結」
- 2025/08/21 エタノールからプロピレンを直接製造する独⾃プロセスのスケールアップを達成
- 2025/08/21 原油価格の動向(8/20):強含み
- 2025/08/19 住友化学とJFEエンジ 膜分離法によるCO2回収の実証試験に着⼿
- 2025/08/18 環境省 令7資源循環促進支援事業「自治体CE診断・ビジョン作成」 二次公募の採択結果発表
- 2025/08/18 米露停戦対談、鉱物資源が再び焦点の1つか アラスカLNGやウクライナ金属など
- 2025/08/18 ニチアス(5393)26/3Q1決算メモ 高機能製品若干減額も増配継続でポジティブ継続
- 2025/08/18 エコネコル 富士RPF新工場稼働開始
- 2025/08/15 エンビプロ ケミカルリサイクル実証事業で廃プラ類の原料管理業務(BPO)開始
- 2025/08/14 原油価格の動向(8/13):6週間ぶりに強含みへ