大成建設がカーボンリサイクル・コンクリート「T-e Concrete/ Carbon-Recycle」を開発
2021/02/16 13:06 FREE

大成建設は2月16日、コンクリートの製造過程で排出される二酸化炭素(CO2)量に対して、工場の排気ガスなどより回収したCO2から製造する炭酸カルシウムを用いてコンクリート内部にCO2を固定することで、CO2収支をマイナスにすることが可能となる、カーボンリサイクル・コンクリート「T-e Concrete/ Carbon-Recycle」を開発したと発表した。(画像は大成建設のニュースリリースから転載)
回収したCO2を直接コンクリートに吸収させるとコンクリートが中和され、鉄筋の防錆機能が失われ、コンクリート強度が低下するなど、カーボンリサイクルにつなげるためには克服すべき課題があった。
大成建設はこれまで蓄積したCO2排出量を削減するコンクリート技術やノウハウを駆使し、回収したCO2から製造されるカーボンリサイクル材料である炭酸カルシウムを製鋼副産物である高炉スラグ主体の結合材により固化させることで、コンクリート内部にCO2を固定するカーボンリサイクル・コンクリートの開発に至ったとしている。
(IRuniverse)
関連記事
- 2025/05/01 原油価格の動向(4/30)
- 2025/05/01 米ウクライナ、資源協定を締結 復興基金を共同設立、米財務省が発表
- 2025/04/27 最近の一般炭と原料炭の価格推移(4/25)
- 2025/04/25 米国、インドと鉱物探査や資源貿易で協力へ バンス氏訪印、貿易協定第1号になるか
- 2025/04/24 原油価格の動向(4/23)
- 2025/04/22 ダイセル インターナルカーボンプライシング(ICP)制度導⼊
- 2025/04/21 米、迅速審査に鉱山事業10件を指定 国内生産拡大へ、中国依存脱却に急ピッチ
- 2025/04/20 最近の一般炭と原料炭の価格推移(4/18)
- 2025/04/19 豪州最大の太陽熱塩プロジェクト 全ての環境認可を満たしゴーサイン BCI Minerals社
- 2025/04/18 エヌ・ピー・シー(6255) 25/8H1決算メモ ペロブスカイトPV装置大型受注でポジティブ