鉛バッテリースクラップ近況#15 LME高でバッテリー、巣鉛の内外価格差顕著
2022/03/29 09:22
現在、国内の鉛バッテリースクラップの価格は、九州広島地区、関西・関東圏など地域的な差異もあまりなく、概ね50〜53円/kg程度に落ち着いているという。発生量もピークは超えたものの、これから4月中旬までは緩やかにに下降線を辿るとみられる。しかし3月は期末でバッテリースクラップの排出も多かったことで大手鉛精錬メーカー(鉱山系)ではバッテリースクラップの買値をキロ40円後半まで下げているという。それでも在庫は潤沢にある。
関連記事
- 2025/06/16 東邦亜鉛、豪Abra社の株式を譲渡――資源事業からの撤退完了
- 2025/06/16 動き出す「金属盗対策法」――指定金属切断工具の隠匿携帯には罰則
- 2025/06/16 LME Weekly 2025年6月9日-13日 米中貿易交渉の進展期待も中東情勢緊迫化でCu Ni下落、Al続伸
- 2025/06/15 非鉄各社26/3期新前提とのギャップについて(6/13時点)
- 2025/06/15 LMEの現物と先物の鞘(6/13)
- 2025/06/13 アルコニックス、埼玉にリサイクル施設用地2万平方メートルを取得
- 2025/06/13 SHFE軟調などでLME亜鉛続落、国内建値6円引き下げ、433円に
- 2025/06/12 世界のスズ需給 構造的矛盾が錫価格の変動を主導する
- 2025/06/12 利益確定売りなどでLME銅は続落、国内銅建値10円引き下げの1,450円に
- 2025/06/10 三井金属、社長らが報酬自主返納――子会社の検査を巡る不適切行為で