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伊藤忠、ブラジル金属鉱山分野のデジタル化と脱炭素化推進

GE Digital社のシステム稼働とShellとの脱炭素化協業締結

 伊藤忠商事株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長COO:石井 敬太、以下「伊藤忠商事」)はブラジル鉄鋼大手のCSNグループと、同社と共同で権益を保有する鉄鉱山Casa de Pedra(以下「CdP鉱山」)等での金属資源分野における脱炭素化・デジタル化推進の取組について協業を検討してきたが※1、今回CdP鉱山においてGE Digital社が保有する操業管理/資産管理効率化システムの本稼働を開始した。
また、伊藤忠商事とCSNグループは、資源メジャーのShellと脱炭素化に向けて協業する事で合意した。今後は、CdP鉱山を中心としたCSNグループの脱炭素化の実現に向けて、協業していく予定。

 

 

◆GE Digital社のシステムの本格稼働を通じて、コスト削減・鉄鉱石回収率向上を実現 
 伊藤忠商事とCSNは、金属資源分野や発電・航空等産業の操業デジタル化で実績のあるGE Digital社のシステムをCdP鉱山で導入する事を合意し、2021年からシステム導入準備をすすめてきたが、今回本稼働を開始した。

 

 これまでCdP鉱山における選鉱プラント、ダンプトラック等の関連機器設備の制御やメンテナンス等の資産管理の多くが、個人の経験則や感覚に頼ったマニュアルによって行われてきたが、今回のシステム稼働により、過去データの高度な分析結果に基づき、現在進行の操業データを瞬時に分析し、タイムリーな操業コントロール、メンテナンス管理が実行される事となる。今回のシステム導入によりCdP鉱山において、コスト削減、鉄鉱石回収率の向上から、相当の収益改善効果が見込まれている。今後は、CdP鉱山操業だけではなく、鉄鉱石を出荷する港湾操業のデータ活用と最適化や、排出ガス管理による低炭素化含め、デジタル化の対象エリアの拡大に向けて、幅広く協議をしていく予定。
また、将来的にはCdP鉱山でのノウハウをもとに、他鉱山・事業への展開も図っていく。

 

 

◆Shellと脱炭素化で覚書を締結、CCUS導入や鉱山重機のEV化などを検討 
 伊藤忠商事とCSNグループは資源メジャーのShellと同社が保有する脱炭素化技術の導入検討に関する覚書を、3社間で締結した。CSNグループの脱炭素化推進の為、産業の脱炭素化を推し進めていく。Shellは、石油・ガス業界だけでなく、金属資源業界も含め、幅広い産業での脱炭素化事業を進めており、CdP鉱山及びCSN社製鉄所を中心としたCSNグループでのCCUS導入や鉱山重機のEV化、カーボン・クレジットの活用、再生可能エネルギーの導入について、3社間での協議を進めていく予定。

 

 伊藤忠商事は中期経営計画「Brand-new Deal 2023」の基本方針のひとつとして「『SDGs』への貢献と取組強化」を掲げており、今後も権益を保有する鉱山を中心に、金属資源業界全体の操業の効率化、安全性の向上及びSDGsの達成に向けて貢献していく。

 

 

(IRuniverse.jp)

 

 

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