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JX金属"サステナブルカッパー・ビジョン"策定 カナダのecycle社買収

JX金属が目指すサステナブルな銅の供給とは―

 JX金属株式会社(社長:村山誠一)は、"サステナブルカッパー・ビジョン"を策定した。これは、銅がカーボンニュートラルの実現に不可欠な脱炭素資源であることを改めて認識するとともに、サステナブルな銅の供給とその進化に向けた施策を示したもので、骨子は以下の通り。同社は、銅の供給や利用に関わる様々なパートナーとともに、サステナブルカッパーおよび同ビジョンの進化と普及に向けた連携・協業(Green Enabling Partnership)を進めてまいく。

 

 

【なぜ銅が必要か】
 脱炭素化社会実現のためには「再生可能エネルギーの拡大」および「多産業・領域における電化」が必要とされている。これらを地球規模で整備するにあたり、銅は欠かせない脱炭素資源となっている。

 

 

【サステナブルな銅とは何か】
 今後、銅の需要はますます伸びていく一方、供給はこれを下回る見通しとなっている。そのため、特に原料に注目すると、この需要拡大を支えるには銅鉱石に加えてリサイクル原料の活用拡大が必要不可欠だ。

 JX金属製錬(株)佐賀関製錬所ではリサイクル原料の増処理を進めるにあたり、鉱石自ら発する酸化反応熱を最大限に活用し、化石燃料使用量をミニマイズする「グリーンハイブリッド製錬」を推進している。これにより生産された銅は「拡大する需要を支える安定供給体制の構築」と「ESG(脱炭素や資源循環等)を重視した生産と供給」という2つの使命を果たすために最適な「サステナブルな銅」であるといえる。

 

 

【どのような施策に取り組むか】
 同社はサステナブルカッパーの進化と普及に向けて、以下の4つの施策を推進する。

① カーボンフットプリントの削減
② リサイクル原料比率の向上
③ 責任ある調達とその他施策の推進
④ Green Enabling Partnershipの形成

 

 上記 ②リサイクル原料比率の向上に向けた取り組みとして、今般カナダ最大のE-waste(廃家電・廃電子機器)回収・処理事業者であるeCycle Solutions Inc.の全株式を取得することとした。また、当社は③責任ある調達とその他施策の推進の一つとして、「Copper Mark」の取得申請をしている。

 

 

JX金属、eCycle Solutions Inc.の株式の取得

 JX金属株式会社(社長:村山誠一)は、Horizon Recycling Inc.(President: Enzo Gabrielli)が所有するeCycle Solutions Inc.(President & CEO:Michael Collins、以下「eCycle社」)の全株式を取得した。

 

 eCycle社は、カナダ・オンタリオ州の主要拠点をはじめ、同国内8カ所に拠点を持ち、強固な集荷ネットワークを有すE-waste(廃家電・廃電子機器)回収・処理事業者であり、同国において最大のシェアを有している。また、今後使用済み家電・電子機器の適正処理への要求の高まりが予測される中で成長が期待されるITAD事業や、廃プラスチック処理なども手掛けており、幅広く資源の有効活用を進めている。

 

 現在、同社は金属・リサイクル事業の競争力強化および「サステナブルな銅」の実現に向け、銅製錬におけるリサイクル原料の配合比率を飛躍的に高める「グリーンハイブリッド製錬」のためのリサイクル原料の増集荷・増処理を推進している。リサイクル原料の獲得競争が世界的に激化している中、今回のeCycle社の株式取得によるリサイクラー(廃棄物収集・解体・選別)事業への進出は、同社におけるリサイクル原料の長期的・安定的な調達に大きく寄与する。また今後は、同社を介した電気・電子機器メーカーとのリサイクルサプライチェーンの構築や、同社のネットワークを活用した北米からのリサイクル原料のさらなる増集荷も目指していく。

 

 

<eCycle社の概要(2022年8月3日現在)>

表

 

 

<eCycle社の拠点>

図

 


(IRuniverse.jp)

 

 

 

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