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日鉄ステンレス、独自二相ステンレス鋼SUS821L1薄板が浜名ワークスのキャリアカーに採用

 日鉄ステンレス株式会社(所在地:東京都千代田区、代表取締役社長:井上昭彦)が開発した 省合金二相ステンレス鋼SUS821L1 (NSSC 2120®、21Cr-2Ni-N)薄板が、株式会社浜名ワークス(所在地: 静岡県浜松市、取締役社長:田村元)のキャリアカー(車輌運搬車)の支柱に採用された。

 

 近年、自動車の大型化やEV・ハイブリッド化により、1台あたりの重量が増加しているなかで、キャリアカーの積載可能台数減少による輸送効率の悪化が問題となっている。また従来の支柱は普通鋼に塗装を施しており、塗装剥離により発銹が生じた場合、キャリアカー自体の見た目を損なうばかりではなく、積載車輌への錆汁付着を招くことから、都度修繕が必要だった。

 

 このような課題に対し浜名ワークスは、強度に優れる省合金二相ステンレス鋼SUS821L1を支柱用材料に採用することでキャリアカーを軽量化し、積載可能台数の維持と燃費効率向上による排出ガス削減に取り組むとともに、高耐食性によるメンテナンス費用を軽減することで、輸送効率メリットの向上とライフサイクルコストの低減を実現された。

 

 SUS821L1は、汎用ステンレス鋼SUS304に比べて、レアメタルを削減しながら高い強度と優れた耐食性を実現した「環境にやさしい素材」であり、価格安定性にも優れている。これまで建材、インフラ関連を中心に様々な分野に採用されてきたが、今回のキャリアカーへの採用を機に、モビリティー分野を始めとする更に幅広い分野への普及を進めていく。

 

 

写真

【写真:支柱にSUS821L1を使用したキャリアカー実機】

 

 

(IRuniverse.jp)

 

 

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