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昭和電工、2023年1月1日より持株会社体制へ移行

 昭和電工は、本日開催の同社および同社の完全子会社であるHCホールディングス株式会社(以下「HCHD」)、HCHDの完全子会社である昭和電工マテリアルズ株式会社(以下「SDMC」)の臨時株主総会において、持株会社体制への移行に伴う吸収合併および吸収分割ならびに商号および定款の一部変更を決議した。

 

 これにより、同社は 2023 年1月1日を効力発生日として持株会社体制へ移行する。また同時に、同社はその商号を「株式会社レゾナック・ホールディングス」に、SDMCはその商号を「株式会社レゾナック」に変更する。

 

 

2023年1月1日、統合新会社「レゾナック」誕生

 昭和電工株式会社(社長:髙橋 秀仁)および昭和電工マテリアルズ株式会社(社長:髙橋 秀仁)は、2023年1月1日に統合、新会社「レゾナック」が誕生する。本日開催した臨時株主総会において、2023年1月1日をもって持株会社体制へ移行することが決まり、両社は持ち株会社の「株式会社レゾナック・ホールディングス」と、事業会社の「株式会社レゾナック」に移行することが承認された。同社グループは、統合新会社の誕生を「第2の創業」と位置づけ、世界トップクラスの機能性化学メーカーを目指してさらなる変革を進める。

 

 

統合新会社「レゾナック」について

 昭和電工は2020年に旧・日立化成(現・昭和電工マテリアルズ)を買収し子会社としてから、両社統合の準備を進めてきた。22年1月には経営体制を一本化。今回の統合で、新会社の売上高は約1兆3,000億円(2021年決算ベース)となり、うち半導体・電子材料分野の売り上げが約4,000億円を占める。なかでも、半導体の微細化に限界が見えるなか新たに注目が集まる「後工程」分野において、圧倒的なグローバルトップ企業の誕生となる。

 

 昭和電工は石油化学事業、黒鉛電極事業、機能性材料事業など、安定的に収益を稼げる事業を有している。一方、昭和電工マテリアルズは半導体材料事業や自動車材料事業など成長の期待される事業に強みを持っている。両社の統合により、安定事業で得た収益を成長事業へ集中投資することが実現し、さらなる成長を目指す。

 

 

統合シナジーについて

 今回の統合は事業領域の拡張だけでなく、川中に位置する昭和電工と、市場に近い川下に位置する昭和電工マテリアルズの統合という特徴がある。これにより、顧客に近い製品を扱う昭和電工マテリアルズが拾い上げた「市場の声」を、昭和電工の素材にまでさかのぼって開発につなげることができるようになった。また、昭和電工の強みとする計算科学を生かしたDXの推進、両社の特許をあわせることで拡充する知財戦略など、今後さらにシナジーを発揮してイノベーションをおこし、市場に新たな価値を創出する。

 

 

統合新会社の目指す姿

 統合会社で特に注力するのは、半導体・電子材料事業だ。2021年度の売上高3,918億円と大きな規模と高い収益性を持っており、事業規模でも他の半導体材料メーカーを大きく引き離している。高純度ガスやCMPスラリー、銅張積層板、感光性フィルムなど、半導体材料の多くで世界トップクラスのシェアを有している他、グリーン半導体として注目される次世代パワー半導体用のSiCエピタキシャルウエハーも高い成長を続けている。今後も半導体・電子材料事業への投資を着実に実施し、市場の成長を上回る高い成長を実現して全社の成長をけん引する。

 

 統合新会社レゾナックは、売上高1兆円以上の規模を維持しつつ、EBITDAマージン20%以上を確保し、世界トップクラスの機能性化学メーカーとなることを目指している。

 

 

新社名について

1.新社名

 持株会社となる昭和電工および事業会社となる昭和電工マテリアルズの商号は、それぞれ以下のとおり。

 現 昭和電工株式会社(持株会社)

 株式会社レゾナック・ホールディングス(Resonac Holdings Corporation)

 現 昭和電工マテリアルズ株式会社(事業会社)

 株式会社レゾナック(Resonac Corporation)

 

 

2.新社名に込めた想いとロゴ・スローガン

 

ロゴ

 

 統合新会社レゾナックは「化学の力で社会を変える」をパーパスに掲げている。しかし、さまざまな社会課題を解決するための技術革新には、パートナーとの幅広い共創が欠かせない。レゾナックは「共創型化学会社」として、共創を通じて持続的な成長と企業価値の向上を目指している。 

 

 新社名の「RESONAC」は、英語の「RESONATE:共鳴する・響き渡る」と、CHEMISTRYの「C」を組み合せることから生まれた。同社グループの持つ幅広く自在な先端材料テクノロジーと、パートナーの持つさまざまな技術力と発想が強くつながり大きな「共鳴」を起こし、その響きが広がることでさらに新しいパートナーと出会い、社会を変える大きな動きを創り出していきたいという強い想いを込めている。

 


(IRuniverse.jp)

 

 

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