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パナソニック エナジー、車載用リチウムイオン電池部材 米社と調達契約――現地調達比率引き上げ

 パナソニック エナジーはこのほど、⽶国の電池リサイクル企業である Redwood Materials Inc.(本社ネバダ州カーソン市、以下 レッドウッド)と、電気自動⾞(EV)用リチウムイオン電池の正極材と銅箔の調達契約を締結したと発表した。電池生産に伴うCO2排出量の発生を抑えながら、北米での現地調達比率の引き上げを目指す。

 

                             (レッドウッドHPより

 レッドウッドと パナソニック エナジーは2019年からパートナーシップの関係にあり、レッドウッドはネバダ州スパークスにある Panasonic Energy of North America(PENA)の工場から出る廃材のリサイクルを手掛けている。今回契約した正極材と銅箔も、このリサイクル材料を使って製造されるという。

 

 パナソニック エナジーでは、リサイクル正極材を2025年からカンザス州デソトの新工場で、リサイクル銅箔を24年からPENAの工場で活用して、それぞれリチウムイオン電池を製造する予定。これにより、北⽶での現地調達率を引き上げるとともに、2030年度にCO2排出量を21年度⽐で半減させる目標の実現を目指すという。

 

 8月に成立した米のインフレ削減法では、EV車を購入する際の税額控除の条件、例えば車両に搭載されるバッテリー用重要鉱物の調達先などが段階的に厳格化されることになっており、バッテリーメーカーなど生産者は米国を中心とした調達先の確保など、いまその対応に追われている。

 

 

(IRuniverse G・Mochizuki)

 

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