２月13日、ブラジルMinas Gerais州にあるAMGのMibra Mine鉱山からの濃縮タンタルの生産と供給につき、AMGブラジル、JX金属とTaniobis Gmbhの間での戦略的な協力関係が発表された。タンタルは機械的性質が優れ、耐薬品性が大きく、医療器械や電子工業用加工品に使用されている。

　AMGが既に発表したリシア輝石の拡大と共に濃縮タンタル生産の拡大に投資する。前濃縮全タンタルはMibra Mineで加工され、その後、Taniobisに売られる。

　本契約はAMGブラジルとTaniobisの長期関係を強化させる。AMGブラジルはコンフリクトフリーのタンタル鉱石の有名な生産業者である一方、Taniobisは蓄電器、表面弾性波フィルター、半導体等の分野で使用される高質タンタルとニオブの金属粉、高純度酸化物、化合物、塩化物を開発・製造する世界的なリードデベロッパーとメーカーである。これらは最新の電気機器だけでなく、医療技術や航空宇宙、さらに化学的加工や自動車産業に於いて応用されている。

　タンタルとニオブ粉の最も包括的な製品ポートフォリオを持つ当社は、積層造形、電子機器の小型化、モノのインターネット化などのハイテクトレンドの実現に大きく貢献している。日本、ドイツ、米国、タイの6拠点で、約660名の従業員が働いている。Taniobisは、日本のJX日鉱日石金属グループに所属しており、金属の抽出、加工、精錬の分野で、国内外での活動を展開している。また、電子部品用材料の製造も専門としている。

(Iruniverse 円珍)

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