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重希土類 日本初となる権益獲得 JOGMECと双日が豪企業に出資

 経済産業省は7日、同省が所管する独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構(JOGMEC)と、双日株式会社が2011年に共同で設立した日豪レアアース株式会社を通じて、豪のレアアース大手ライナス社が手掛ける重希土類の生産等に関し総額200百万豪ドル(約180億円)を出資し、日本向けに供給する契約を締結したと発表した。経済産業省によると、日本として重希土類の権益を獲得するのは初めてという。

 

 

 

 ライナスは今回の出資を受けて、従来手掛けてきた軽希土類の生産を拡大するほか、重希土類の一種であるジスプロシウムやテルビウムの生産を始める。JOGMECと双日は、ライナス社が同国のマウント・ウェルド鉱山で採掘するこの重希土類のうち、最大65%を日本向けに供給する。これは国内需要の3割程度に相当するものだという。

 

 ライナスは現在日本へ軽希土類を供給、モーター用磁石の主原料として使用されている。今回は、それに加え磁石に耐熱性を付与する重希土類であるジスプロシウム及びテルビウムの生産・供給を開始する。日本は重希土類の多くを中国の生産に依存しており、新たなサプライチェーン(供給網)を確保する狙いだ。

 

 

英語記事はこちら

 

 

(IRuniverse G・Mochizuki)

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