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SMM第8回中国国際新エネルギー会議 湖南省長沙現地からの報告

 5月7日から(10日まで)中国は湖南省長沙の巨大な国際展示場で開催されているSMM主催の第8回中国国際新エネルギー会議では、約8000人の参加者が訪れ、会場内では所狭しと新エネルギー関連企業のブースが配置され、常時どこかの部屋でセミナーが行われるというアクティブなエキスポであった。会議の2日目(9日)にはIRUNIVERSE代表の棚町も日本の新エネルギー産業の現状について講演した。

 

関連記事:SMM第8回中国国際新エネルギー会議が開催 日本唯一のメディアパートナーとして現地参画

 

 

 カンファレンスルームでは電池材料(特にLFP=リン酸鉄)から新エネルギー関係のテーマ(風力、地熱、水素)、銅箔、アルミ箔、ニッケルコバルトといった原材料、黒鉛電極などなど100の講演があり、今後、適時報告していくが、まず感じたことは、すでに車載用電池の過半数がLFPになっている中国ならではで、電池系の講演ではリサイクルも含めてLFPを中心としたものが目立った。無論、NCM、NCA系の正極材も作られているのだが、実際に中国で伸びている正極材材料メーカー、例えば今回の会議のトップスポンサーになっている融通高科(RT―HITECH)はLFP、LMFPしか作っていないということだった。ちなみに同社は中国国内で第3位の正極材材料メーカー。

 

 

 また会場内のブースではやはり圧倒的に中国企業が多く、とりわけ設備機器メーカーが目立った。

 

 そこでもやはり電池生産設備、電池リサイクル設備メーカーが多かった。いくつかの会社に「日本の市場には興味あるか?」と聞いてみたが、ほとんどが関心は薄かったのはなにか若干寂しいものを感じた。いわく、日本の市場が小さい。からだ。特に電池材料メーカーはLFPの市場がほとんどといっていいほど少ないことが日本への興味が低い理由だというが、しかしながら逆にいうと、LFPが無い日本市場ゆえにチャンスもまたあるのではないか?という可能性も感じた。

 

 

 

(IRUNIVERSE/MIRUcom 棚町)

 

 

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