日本ゼオン 高信頼性マルチマテリアル接着剤(開発品)の本格展開スタート
日本ゼオン株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:田中 公章)は、開発を進めている高信頼性マルチマテリアル接着剤の本格展開をスタートする。同社が開発する高信頼性マルチマテリアル接着剤は、異種材料同士の接着が可能(モビリティの軽量化に貢献)であるだけでなく、加熱によって容易に剥離が可能(材料の分別リサイクルが容易)といった特長を持ち、次世代モビリティに欠かせない材料・技術になる。
5月には同開発品の紹介Webページ(https://www.zeon.co.jp/rd/product/adhesive/)を公開したほか、同24日からパシフィコ横浜にて3日間開催される「人とくるまのテクノロジー展YOKOHAMA」にも出展する。
同社は、「大地の永遠と人類の繁栄に貢献する」という企業理念のもと、大地(ゼオ)と永遠(エオン)からなるゼオンの名にふさわしく、独創的な技術・製品・サービスの提供を通じ、「持続可能な地球」と「安心で快適な人々のくらし」の実現を目指す。
2030年を目指した中期経営計画にて掲げる4つの重点分野*のうちの1つである「CASE・MaaS」分野における新たな提案として、高信頼性マルチマテリアル接着剤(開発品)の本格展開をスタートする。開発品の主な特長や用途例は下記のとおり。
<高信頼性マルチマテリアル接着剤(開発品)の主な特長>
1.マルチマテリアル接着性:多様な材料と異種接合が可能
2.耐水性:低吸湿性、加水分解しない
3.耐電食性:高絶縁性
4.耐衝撃性:柔軟で伸びに優れる
5.易解体性:リサイクル性に優れる
<高信頼性マルチマテリアル接着剤(開発品)の用途例>
モビリティ用構造・準構造接着剤 / モーター用絶縁フィルム / 高周波基板材料
* 重点分野:「CASE・MaaS」のほかに、「医療・ライフサイエンス」「情報通信(5G/6G)」「省エネルギー」を定め、中期経営計画においてリソースを集中投入する分野と定める。
□人とくるまのテクノロジー展2023YOKOHAMA出展概要
開催日時:2023年5月24日(水)~26日(金)
会場 :パシフィコ横浜 ブースNo.169
https://aee.expo-info.jsae.or.jp/ja/yokohama/
(IR universe rr)
関連記事
- 2025/08/05 帝人 航空宇宙産業の国際認証「Nadcap」を取得
- 2025/08/05 ENEOS ベンゼンの契約価格決定、8月は120.8円/kg
- 2025/08/05 サンライフコーポレーションの自社開発「SLC熱分解再生資源化装置」
- 2025/08/05 PCRプラスチック市場近況2025#夏 向け先によって大きく変わる品質と価格
- 2025/08/05 欧州からの風:July 2025 「欧州委員会、循環経済法(CRA)策定へ向けパブリックコンサルテーション開始」
- 2025/08/04 日本触媒「日本触媒グループ協創センター」を本格始動
- 2025/08/04 猛暑日本に! ヤード条例に! SDGs時代にFRP素材のエコ敷板 宏幸
- 2025/08/04 タイヤ:25年6月のタイヤ生産・販売について
- 2025/08/04 欧州からの風:July 2025 「ドイツ、遠隔操縦車両の公道走行を認める新規制を制定」
- 2025/08/02 欧州からの風:July 2025 仏ルノーが推進する自動車のサーキュラーエコノミー戦略の現状は?