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中国LBグループ、傘下のチタン企業が440億円調達 新材料への注力急ぐ

 中国化学系複合企業(コングロマリット)の龍佰集団(LBグループ)は5月26日、傘下でスポンジチタンの世界的大手である雲南国タイ金属が、5月24日に資金調達の調印式を雲南省昆明市で開催したと発表した。調達資金は総額22億7200万元(約440億円)で、チタン生産事業の発展に充てる。

 

 深圳市政府系ファンドの深圳市創新投資集団が9億元を出資したのをはじめ、中国全土の各種ファンドなどが雲南国タイに出資した。雲南国タイは「チタン鉱石→塩化→四塩化チタン→蒸留→還元→スポンジチタン」の垂直式経営を行い、「還元蒸留」と「逆U」ジョイント製造の両技術を有する。生産能力はスポンジチタンが年産5万トン、二酸化チタンが同150万トンで、いずれも世界トップクラス。

 

出所:日本チタン協会

 

 LBグループはチタンやコバルト、リチウムなど化学材料の生産を主に手掛ける。最近ではリチウム電池用負極材の材料など電池材料の生産に力を入れており、2022年には関連の子会社2社に合計50億元近くを注入。2社はいずれも赤字の孫会社を抱えていただけに話題になった。

 

 

(IR Universe Kure)

 

 

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