CCS事業化へ前進 7件の事業化調査案件を選定 鉄鋼企業も参画
2023/06/14 13:48
脱炭素社会の実現へ、産業活動から排出されるCO2を回収して、それを地中に貯留するCCSの大型プロジェクトが日本主導により国内外で動き出す。13日、その推進母体になるJOGMECが先進性のあるモデル事業として、7つの事業化調査候補案件(国内貯留5案件、海外貯留2案件)を選定したからだ。2030年度までに開始する事業を想定して候補を絞り込んでおり、年間およそ1300万トンのCO2貯留を目標に具体化を急ぐ。化石燃料依存度の高さで国際的な批判を浴びる日本にとって、2050年のカーボンニュートラル達成シナリオに欠かせない戦略事業になる。
関連記事
- 2025/08/16 バングラデシュからの風#1 バングラデシュの現在の経済状況と先行き見通し:成長に影響を与える要因分析
- 2025/08/16 鉄鉱石ベンチマーク、62%Feから61%Feへの転換が加速か?
- 2025/08/16 エンビプロHD 26年6月期経常は40%プラスの17億円でV字回復見通し LIBリサイクルが要
- 2025/08/15 欧州からの風:August 2025 「EU、鉄スクラップの貿易措置検討へ 脱炭素化推進で原料確保を重視」
- 2025/08/15 中国経済、7月は悪化深まる 融資20年ぶりマイナス、不動産回復せず・指標一覧
- 2025/08/15 日本製鉄:USスチールの工場で、コークス炉爆発、日鉄側は未だリリース無し
- 2025/08/15 8月14日は廃車リサイクルの日、不要車寄付が被災地支援の資金不足解決のカギに
- 2025/08/15 エンビプロ ケミカルリサイクル実証事業で廃プラ類の原料管理業務(BPO)開始
- 2025/08/15 生産動態統計(25年6月):耐火物レンガ
- 2025/08/15 生産動態統計(25年6月):人造黒鉛電極:生産・国内販売数量増加、在庫率改善