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国内金が最高値圏 中東不安と円安の二重効果、国際金も上昇傾向

 日本国内の金相場の上昇基調が強まっている。イスラエル軍のガザ地区への地上侵攻の可能性が高まり、中東の地政学的リスクが強まる中、安全資産としての金を買う動きが世界的に広がっている。安全資産としては米ドルも買われるため相対的に円安も進みやすく、国内金にとっては二重の押し上げ要因となっている。

 

 地金大手の田中貴金属工業が10月16日朝に発表した金の店頭小売価格(税込)は前日比262円高の1グラム=1万233円と、9月21日以来ほぼ3週間半ぶりに過去最高値を更新した。10月17日は利益確定売りが出て、34安の1万199円と小幅に下げたが、上昇期待は根強い。

 

 miruのプライスデータでも、山元建値の金価格は10月16日に1g=9267円と過去最高値を更新した。為替市場では円安圧力もじわじわと強まっている。

 

過去3か月間の山元建値の推移(円/g)

 

過去3か月間の円の対ドル相場の推移(JPY/USD)

 

 金相場は国際価格も10月初旬に底を打った形で再び上昇基調を強めている。Miruのプライスデータでは、NY金価格は10月16日時点で1トロイオンス=1934.3ドル。こちらは米国の利上げ観測が根強い中、米ドルや米株への買いに投資資金が分散し国内金ほどの上昇とはなっていない。NY金の過去最高値は2020年8月の2069ドル。

 

過去3か月間のNY金価格の推移($/toz)

 

 

(IR Universe Kure)

 

 

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