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中国最大のニッケル生産企業青山集団、香港で電池部門を上場へ

 世界最大のニッケル生産者である中国の青山控股集団有限公司(Tsingshan)は、2023年12月18日(月曜日)にバッテリー製造子会社の新規株式公開で最大23.9億香港ドル(3.06億ドル)を調達する予定である。
香港での上場が今年も低調であったため、投資家の投資意欲が試されている。
 
 中国のリチウムイオン電池メーカーREPT Battero Energy(瑞浦蘭鈞能源股份有限公司)のIPO(新規公開株式)は今年香港で4番目の規模になる予定だが、新規株式上場に対する市場のセンチメントが冷え込んだ事を受けての動きと見られる。
香港の証券取引所は、2019年に世界ランキングのトップになった後、2023年にはIPO先として第7位にとどまっている。
 
 昨年3月、青山集団とその控えめな創設者である項広達氏が公の場に姿を現すことは稀だが、同氏は昨年3月にニッケル価格下落への巨額の賭けが裏目に出て、思いがけず世界的な注目を浴びることになった。結果として約10億ドルの取引損失を被り、ロンドン金属取引所はニッケル取引を8日間停止した。
 
 REPTは、中国の電気自動車産業が世界的な拡大に向けて準備を進める中、オフショア市場で世界の投資家を取り込む最新の中国バッテリーメーカーである。
今回の上場は、原材料事業をEVバッテリーの製造に拡大するという項氏の戦略を露呈するものだ。
 
 先週のオンラインブリーフィングで、REPTのディレクターであるWang Haijun(王海軍)氏は、「Tsingshan(青山)は、将来の世界的な拡大を支えることができる、長期的で予測可能な原材料のサプライヤーである」と述べた。
 
 「REPTの目標は高度に国際的な企業になることであり、現在インドネシア、ヨーロッパ、チリなどの国々で海外インフラを展開している」と彼は付け加えた。
 
 Dealogic社によると、中国経済の低迷、米国の高金利による資本流出圧力、地政学的リスクの高まりによって投資家の熱意が減退。
今年10億ドルを超える上場はないこの環境にREPT Battero Energyが上場する事になる。

 

(IRuniverse Ryuji Ichimura)

 

 

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