リバー(株) 市原事業所で「ウレタンダスト成型固化ライン」導入、RPF製造増強
TREホールディングスグループの一員であるリバー株式会社(本社:東京都墨田区、代表:松岡直人)市原事業所は、新たに「ウレタンダスト成型固化ライン」を導入した。
1.導入の経緯
同事業所では、日本最大級の破砕処理能力により各種金属複合物の加工・処理を行うと共に、家電リサイクル法指定4品目の指定引取場所、および再商品化工場として、TREホールディングスグループにおける家電リサイクルスキームの中核機能を担っている。
そうした中、同事業所では家電リサイクル対象品のうち、主に冷蔵庫のシュレッダー処理において、年間約2,000トンのウレタンダストを排出しており、再資源化率向上の取り組みが急務となっていた。そこで同事業所は、処理過程で排出されるウレタンダストをRPF(固形燃料)化する「ウレタンダスト成型固化ライン」を導入いした。
2.「ウレタンダスト成型固化ライン」について
今回導入した「ウレタンダスト成型固化ライン」は毎時1トンの処理能力を有し、事業所内で発生するウレタンダストの大部分をRPF(固形燃料)化することが可能。これにより、従来ダストとして未利用であったウレタンダストを石炭代替燃料として有効活用し、サーキュラーエコノミーの推進、およびCO2の削減に貢献する。
高度選別による有価物の回収、および再資源化を成長戦略の柱とするリバー株式会社において、同取り組みは「壬生事業所(仮称)」(※)と並び、中長期的なダスト再資源化戦略を担う重要な投資と捉えている。今回の取り組みを通じ、リサイクルプラントとしての競争力を強化すると共に、TREホールディングスグループが掲げる高度循環型社会、脱炭素社会の実現へとつなげていく。
※「壬生事業所(仮称)」のリリース https://ssl4.eir-parts.net/doc/9247/tdnet/2299661/00.pdf
RPF製造機MH400
3.設備概要
導入先/リバー株式会社 市原事業所(千葉県市原市八幡海岸通7-3)
主要設備/RPF製造機ライン(RPF製造機、製造ライン)
投資額/3億円
生産量/1トン/h(RPF)
(IR universe rr)
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