JEPLAN 北海道石狩市と地域循環共生圏推進に関する包括連携協定締結、PET to PETでも協業
株式会社JEPLAN(代表取締役 執行役員社長:髙尾 正樹)と北海道石狩市(市長:加藤 龍幸)は、「地域循環共生圏」の推進に寄与することを目的として包括連携協定を2月22日(木)に締結した。
石狩市は、地球温暖化の原因とされているCO₂などの温室効果ガスの排出量を2050年までに実質ゼロにすることを目指すゼロカーボンシティを表明し、脱炭素社会の実現に取り組んでいる。
今回の協定締結により、双方が有する人的・物的資源を有効活用し、資源循環に向けた推進や消費行動変容の機運醸成など、地域環境保全と地域経済・社会活性化の両立に取り組み、使用済ペットボトルのボトルtoボトルのリサイクル推進や市民への環境教育や啓発活動等の連携を進めていく。
ボトルtoボトルのリサイクルでは、石狩市が回収した使用済ペットボトルをJEPLANのグループ会社であるペットリファインテクノロジー株式会社(代表取締役社長:伊賀大悟)が独自のケミカルリサイクル技術を用いて石油由来のPET樹脂と同等品質の原料に再生する。これによりペットボトルの資源循環を行ない、限りある資源の再利用と新たな石油資源の使用削減、そしてCO₂排出削減を実現する。
締結式の様子:左から石狩市長:加藤氏、JEPLAN 会長:岩元
■JEPLANグループが推進するボトルtoボトルのリサイクルに係る取り組み
JEPLANグループは、日本全国のさまざまな地域と連携してボトルtoボトルのリサイクルに係る取り組みを推進しています。役割を終えたモノがゴミにならず、価値ある資源として循環する社会を目指すため、JEPLANグループは、現在、33の自治体とともにボトルtoボトルのリサイクルに取り組んでいます。
BRING BOTTLE SPOT:https://bringbottle.jeplan.co.jp/
■北海道石狩市(https://www.city.ishikari.hokkaido.jp/)
市長:加藤 龍幸
■株式会社JEPLAN(https://www.jeplan.co.jp)
主な事業内容:PETケミカルリサイクル技術関連事業(対象:PETボトル・ポリエステル)など「あらゆるものを循環させる」を理念に掲げ、広くサプライチェーンに携わりながら、独自のPETケミカルリサイクル技術を用いたものづくり、事業開発や技術ライセンスの展開を推進することで、限りある資源の循環を実現し、CO₂の排出量削減に寄与している。
独自のケミカルリサイクル技術と資源循環の仕組みづくりにより、不要な衣類を回収し「服から服をつくる」サーキュラーエコノミーを社会に実装するブランド「BRING」の運営や、自治体や企業との連携によりペットボトルを何度でも繰り返しリサイクルを実現する資源循環の事業に取り組んでいる。資源循環を社会に実装するため、PETケミカルリサイクルのプラントを北九州響灘と川崎(グループ会社:ペットリファインテクノロジー株式会社)の2拠点で運営している。
■ペットリファインテクノロジー株式会社(https://www.prt.jp)
代表取締役: 伊賀 大悟
設立: 2008年10月
事業内容: 独自のPETケミカルリサイクル技術を用いた使用済みペットボトルのリサイクル樹脂の製造・販売
(IR universe rr)
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