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住金株が年初来高値 17日のニッケル急騰で、LME先物7%上昇し日本にも恩恵波及

 ニッケルの国際価格が前週に急騰し、週をまたいで世界各地に影響が波及している。5月20日の東京株式市場で、住友金属鉱山株が年初来高値を更新した。前週末5月17日のロンドン金属取引所(LME)でのニッケル3か月先物が$2万1005/tonと前日から7.2%上昇し、恩恵期待が日本にも及んだ。

 

5月20日の住友金属鉱山株の推移

(出所:日本取引所ホームページ)

 

 住友金属鉱山株の5月20日終値は前週末比393円(7..71%)高の5488円だった。三菱マテリアル株も7.01%高、大平洋金属株は5.41%高で終えた。ニッケルの国際価格の急騰を受け、日本の鉱業各社にも業績改善を期待する買いが入った。

 

過去1年間のLMEニッケル価格の推移($/ton)

 

 LMEニッケル3か月先物は5月17日に2023年8月以来9か月ぶりの高値を付けた。前日5月16日に仏領ニューカレドニアで起きた騒乱の拡大が伝わり、先行きのニッケル供給が細るとの警戒が価格上昇につながった。仏政府は騒乱に対し強硬姿勢を崩しておらず、週明けも騒乱が長引く可能性が意識されている。

 

関連記事: ニューカレドニアに非常事態宣言 世界4位のニッケル生産国、独立派デモに中国の影か | MIRU (iru-miru.com)

 

 5月17日のLMEでの3か月先物の上昇率は、銅が0.8%、アルミニウムが0.1%だった。上昇基調にある鉱物の中でも、同日のニッケル価格の急騰は群を抜いていた。ニッケル価格にはこれまで銅や金に比べ出遅れ感も意識されており、投機筋からの買いも入ったとみられる。

 

 

(IR Universe Kure)

 

 

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