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SMM、ジャカルタで重要鉱物国際会議 6月13日まで、ニッケルの底打ち予測も

 上海有色網(SMM)は6月11-13日、インドネシアのジャカルタで重用鉱物の大型国際会議「mining&critical minerals conference in 2024」を開催した。各国の政府関係者約20人を含む80人以上が講演し、800人以上の招待者が参加。同時開催の展示会には約30社が出展した。

 

SMMホームページ:Home | Indonesia Critical Minerals Conference & Expo 2024 (metal.com)

 

 SMMは、2023年5月にニッケル・コバルトの国際会議を開催。この時はmiruもメディアパートナーとして参画した。

 

関連記事:SMMインドネシア国際ニッケル・コバルト産業チェーン会議 メディアパートナーとしてレポート | MIRU (iru-miru.com)

 

  SMMによると、2023年の会議の後、2024年入り鉱業に対する世界的な注目度が高まった。また、世界の企業からは独自の資源を持つインドネシアへの関心も高く、ジャカルタでの会議開催を決めたという。

 

 今回の会議では、インドネシアのアリフィン・タスリフエネルギー鉱物資源大臣らが基調講演を行った。また、6月13日のロイター通信が会議の内容として伝えたところによると、マッコーリーのアナリスト、ジム・レノン氏は「ニッケル価格は2024年が底。ロンドン金属取引所(LME)のニッケル現物価格は、2023年の平均価格2万1491/tonから2024年には$1万779に値下がりするが、2025年には$2万500、2028年には$2万3000へと回復するだろう」と予測した。2023年の価格低迷を受けて資源各社が減産に踏み切った結果、供給過剰量が縮小していく見通しであるためという。

 一方で需要は堅調で、国際ニッケル研究会のポール・ホワイト事務局長は会議で、「2023年のニッケル一次需要は昨年と同様に7.9%増加すると推定されている」と述べたとも伝わった。長期的需要はなお力強く、フランスの鉱山会社エラメット)のニッケル・リチウム担当セールス&マーケティングディレクター、ジェローム・ボーデレ氏も、「バッテリー用ニッケルの需要は2025年の68万7000トンから2035年には270万トンに跳ね上がり、世界のニッケル需要の48%を占めると予想されている」と述べたという。

 

過去1年間のLMEニッケル価格の推移($/ton)

 

 

(IR Universe Kure)

 

 

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