BASC、「動かせ。未来を。」をテーマにCEATEC初出展
2024/10/17 15:05

電池サプライチェーン協議会(BASC、只信一生会長)は15~18日まで幕張メッセで開催中のデジタルイノベーション総合展「CEATEC 2024」に初出展し、「動かせ。未来を。」のテーマのもと、蓄電池のサプライチェーンの重要性を来場者にPRしている。
ブースでは時代ごとに活躍したバッテリーなどの展示物と映像を通して、蓄電池サプライチェーンの全体像や協賛各社の強みを分かりやすく来場者に紹介するほか、日本の蓄電池産業の発展へ向けた官民一体の取り組みや製造現場でのDX化の実例を体験できるコンテンツなども揃えた。ガイドがブース内部を案内するミニツアーも定期的に開催しており、多くの関係者の注目を集めた。
ブースを案内する好田会長代行(右)と熊倉本部長
16日にはトヨタ自動車の熊倉和生調達本部長が視察に訪れ、BASCの好田博昭会長代行(プライムプラネットエナジー&ソリューションズ社長)がブースコンセプトなどを説明していた。ブース内には、LEXUS初のバッテリーEV専用モデルである「LEXUS RZ」も展示された。同車両には車体中央のフロア下部にプライムプラネットエナジー&ソリューションズ製のセル(電池)96個が搭載されている。
バッテリーEV専用モデル「LEXUS RZ」
BASCは蓄電池のサプライチェーンを持続可能な形で発展させることで、日本、そして世界の電池産業に貢献していくことを目指し、2021年4月に設立された団体。会員数は2024年10月1日時点で225社に達した。今年6月には経済産業省へ「2024年度版 政策提言書」を提出するなど多方面で活動している。
(IRuniverse K.Kuribara)
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