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DICとエフピコ、マテリサで色柄付き食品トレー水平リサイクル溶解分離設備を11月より本格稼働


竣工式の様子[11月5日 DIC四日市工場(三重県四日市市)]

(左から、DIC㈱ 代表取締役社長執行役員:池田尚志氏、㈱エフピコ 代表取締役会長:佐藤守正、
三重県四日市市長:森智広氏、石原エンジニアリングパートナーズ㈱ 代表取締役社長:山下育生氏)


 DIC株式会社(本社:東京都中央区、社長執行役員:池田尚志)は、11月6日、四日市工場(三重県四日市市)で色柄付き発泡食品トレーの原料であるポリスチレン(以下「PS」)の溶解分離リサイクル設備を11月5日に竣工したと発表した。DICは、PSの完全循環型リサイクルの取り組みで協業する株式会社エフピコ(本社:東京都新宿区、代表取締役会長:佐藤守正)とともに、業界で初めてマテリアルリサイクルによる色柄付き食品トレーの水平リサイクルに取り組む。

 

 DICは2022年8月に溶解分離リサイクル技術(Dic法:Deinking chemical process)を開発し、PSの着色成分を溶解・分離させ透明PSに再生することで、トレーからトレーへの水平リサイクルを実現した。同設備ではエフピコが回収する色柄付き発泡トレーを原料として、年間約1万トンのリサイクルPSを供給できる体制を整える。

 

 今後両者は、同設備による「マテリアルリサイクル」でのリサイクル量を増やしながら、並行して「ケミカルリサイクル」の2026年の設備稼働を目標とした技術開発を進め、ハイブリット化による完全循環型リサイクルの実現を目指す。

 

画像左 竣工した溶解分離リサイクル設備の建屋
画像右 ポリスチレン(PS)の完全循環型リサイクルに向けた各種リサイクル手法

 

 

(IR universe rr)

 

 

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