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マレーシアでレアアース開発セミナー 東海岸評議委と日系団体、日本の技術活用で脱炭素へ

 マレーシア法定機関の東海岸経済地域開発評議会(ECERDC)は11月28日、ホームページ上で、「マレーシア日本経済協会(MAJECA)と共同で、レアアースの開発と投資に関するセミナーを同日開催した」と発表した。日本の技術を活用してレアアース利用を高め、脱炭素を推進する。

 

■日本からの投資期待、JOGMEC参加のパネルディスカッションも

 

 

 セミナーはマレーシアのYBラフィジ・ラムリ経済大臣が司会を務めた。セミナーでは、レアアース開発のハブとしてのマレーシア東部の潜在力を紹介し、マレーシア国営石油会社ペトロナスの炭素回収・使用・貯留(CCS)施設といった事例を挙げて、環境に配慮したレアアース開発を目指していることなどに言及した。

 一方、日本を巡っては、「日本は電気自動車(EV)部品やハイテク製造におけるレアアースの大口消費者だ」と指摘。日本のクリーンエネルギーに関する専門知識と最先端技術を活用し、マレーシアのレアアース・サプライチェーン(供給網)の価値を向上させることができるとして、投資受け入れに積極的な姿勢を示した。

 

 セミナーの最後には、日本の独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)、オーストラリアのレアアース大手ライナス・レアアースのマレーシア法人、ペトロナスなどによるパネルディスカッションもあった。

 

プレスリリース:UNLOCKING THE POTENTIAL OF ECER: PIONEERING RARE EARTH DEVELOPMENT AND NET-ZERO STRATEGIES - ECERDC

プレスリリース:MENEROKA POTENSI ECER: MENERAJUI PEMBANGUNAN UNSUR NADIR BUMI DAN STRATEGI SIFAR BERSIH - ECERDC

 

■石油化学が強い地域、今後はレアアースに期待

 ECERDCは、マレーシアの東海岸地域(ECER)の管理を担う同国の首相府傘下組織。ECERに該当するのはクランタン州、トレンガヌ州、パハン州、ジョホール州のメルシング地区とセガマット地区で、マレーシアの半島部分の約半分に当たる。タイや中国に近いなど地の利が良く天然資源も豊富だが、産業は石油化学分野が中心で、金属関連は比較的少なめだった。日本勢は東ソーなどが進出している。

 

マレーシア東海岸

(出所:ジェトロ)

 

 一方のMAJECAは、毎年開催される経済フォーラムでの相互協議などを通じて、マレーシアと日本の民間セクターの経済関係の緊密化を促進することを目的に1977年に設立された老舗の二国間団体。民間部門の相互理解を中心に、両国間の友好と経済協力の促進を目指す。

 

 

(IR Universe Kure)

 

 

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