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出光興産、バナジウム事業の豪Vecco社へ過半出資

バナジウム電解液の製造の様子(Vecco 社製造設備)

 

 

 出光興産(東京都千代田区、木藤俊一社長)は18日、出光オーストラリア関係会社の出光デベラ(Idemitsu Debella Pty Ltd)を通じ、オーストラリアでバナジウム鉱山の開発・バナジウム電解液の製造を推進するVecco(ヴェッコ)社(Vecco Group Pty Ltd、ブリスベン)の持株比率を51%へ引き上げる契約を締結した。出資総額は7500万豪ドルとなる。

 

 鉱山開発から電解液製造まで一貫したバナジウムのサプライチェーン構築を主導し、豪州を起点とした重要鉱物(クリティカルミネラル)事業へ本格進出する考えだ。

 

 ヴェッコ社は豪州初となる商業規模のバナジウム電解液製造施設(生産能力:約35MWh/年)の稼働を2023 年 6 月に開始した。自社鉱山からの五酸化バナジウム精製に向け、25年前半から豪州内バナジウム鉱山開発に対する詳細 FS(事業化調査)を始める予定で、27年からの操業開始を目指す。将来的には、豪州内で精製した五酸化バナジウムを、豪州だけでなく米国などの電解液工場へ輸送し電解液製造を行うなど、海外への展開も構想している。

 

 

(IRuniverse K.Kuribara)

 

 

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