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鉛・タングステンリサイクルに強み 経験知生きる環境配慮型工場――大阪鉛錫精錬所

 鉛・タングステンの2枚看板で異彩を放つ老舗の金属リサイクル企業がある。大阪に拠点を置く大阪鉛錫精錬所だ。蓄電池など特定分野には欠かせない有用金属としての顔を持つ一方、扱い方を誤れば環境負荷リスクを生みかねない鉛。祖業として、そんな鉛と正面から向き合い培った経験知を活かし、環境配慮型設計の工場を創り出して、顧客の電池メーカーとの間で再生鉛を循環させるクローズド・リサイクルの世界を広げてきた。鉛、タングステンのリサイクル拠点になる酉島・尼崎の両事業所を訪ね、その成長シナリオを探ってみた。
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