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さらに中国系企業が目立つBATTERY JAPAN

 19日から東京ビッグサイトにてバッテリージャパン国際二次電池展が開催されている。初日から大変な賑わいで人の多さに疲れるほどであった。
 そんななか、日本のバッテリー製造技術に関心を示している海外の方と現場を訪れてみたのだがが。

 


 お馴染みの中国の大手電池メーカーやEVメーカーの出展が目立った。他に台湾、韓国のパビリオンもあるが、要するに、日本企業は少ない。
 国際二次電池展ゆえ、それはそれで正解ではあるだろうが、若干の違和感があった。
 日本の企業が相対的に元気がないのか、出展するほどに宣伝する必要がないと考えているのか?そのどちらも答えであろう。しかし、それにしても、やはり違和感はある。せめて日本の大手といわれるバッテリーメーカーは何らかのアピールをすべきではないだろうか?私がみたところでは、TDKとSHARPは出ていたが。

 



 宣伝する意味がない。みんなに知られているから、とはよく聞くが、そういう驕りがいまの世界の電池市場での日本の立ち位置なんだと改めて思う。

 それは太陽光電池の展示会ではさらに顕著で中国系企業の出展が多かった。それしかないほどに。すでにソーラーパネルの世界ではもはや日本のメーカーは全て撤退している。電池も遅かれ早かれそうなるのではないだろうか?このソーラーパネルの現状を見ると、先々の電池業界の先行きは憂慮される。。テレビ市場でも同様です。
 弊社主催の第11回バッテリーサミットで、西村元経産大臣も自民党バッテリー議連の三宅事務局長も日本のリチウムイオンバッテリー製造能力は150gwの目標に対して120gwまで計画は進んでいる!ことを語られていたが、仮に150gwまで製造能力が完成したとしても本当に日本のバッテリーメーカーは戦えるんでしょうか?リチウムイオン電池だけにこだわっていてはダメなんではないでしょうか?との疑問ももつ。

 


第11回バッテリーサミット 豪華メンバーの登壇で盛り上がる


 翻っての中国企業の商魂たくましさは見習うべきと思う。CATLの足元にも及ばない無名のメーカーがLTOバッテリーの売り込みを行って我々にも説明してくれたが、そのひたむきさには感動すら覚える。売れるかどうかはわからないのに。しかしCATLの前身、昔の小さな電池企業だったBYDも最初はガレージ企業からスタートした。
中国政府の支援があった、補助金で育てられた、と、その急速な成長理由として言われているが、彼らが、常にお客様視線でモノづくりを努力してきたことが何よりも重要。
はたしていまの日本の企業に中国企業なみの努力と真にユーザープライオリティの高いモノづくり精神、そしてユーモアを持ち合わせているだろうか?と多国籍なビッグサイトで思った次第である。

 

(iruniverse yt)

 

 

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