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開発進むアフリカの資源開発とその特異性

 2021年1月号のE&MJ誌によると2021年アフリカでは30件の鉱山開発案件が検討されていた。特に目立つのは貴金属、PGM、ダイヤモンド、ウラ二ウム鉱山開発である。

 

 

 

 2025年1月号のEM&J誌でアフリカの鉱山開発案件を調べた結果、鉄とダイヤモンドの案件数は減っているが、全般的に拡大基調にある事がわかる。4年間に大幅に開発案件が増加したのは貴金属、特に金鉱山開発である。更に驚くのは鉱山開発案件数が4年前の30件から42件へと約5割増加したことだ。同時にバッテリー用リチウム鉱山開発もアフリカまで及ぶ事態となっている。

 

 また、2020年1月のEM&J Prices Index(貴金属$/oz,$/mt)を基準に、各種の金属価格を24年1月、25年1月を比較してみた。

 

 

 

 世界の需給バランスが価格に大きな影響を与えると、地下鉱脈の開発の拡大にも繋がる事は明白であるが、アフリカでは政治や経済、地域紛争などのカントリーリスクも大きいため、鉱山開発事業主体のリスクに対しての懸念も大きいといえる。

 

 貴金属鉱山開発や銅、アルミ二ウム、ベースメタル、バッテリー材料の確保に向けた資金投入の流れは止められない様である。そう理解してもニッケル、コバルト、水酸化リチウムの長期的価格はベースメタルに比べて不安定ではないだろうか。

 

 

(IRUNIVERSE Katagiri)

 

 

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