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海外企業の24年通期決算②業績悪化が多数、金属価格の低迷で打撃 グレンコア赤字

 海外企業の2024年決算発表が出そろってきた。金属価格の低迷が打撃となり、多くが業績悪化に苦しんだ1年だった。スイス資源大手のグレンコアが前の期の黒字から赤字転落するなど世界的メジャーも逆風を免れず、業績が改善したのはアルミのアルコアや銅の扱いが多い英豪リオ・ティントなど一部にとどまった。

 

世界の資源大手の2024年決算概要

(社名は通称。売上高と純利益の単位はライナス・レアアースは豪ドル、ほかは米ドル。トラフィグラのみ9月期決算、ほかは12月期決算。増減率は%で前年比増減。▲は赤字)

 

 2024年12月期は、グレンコアのほか、BHPから買収を仕掛けられた英アングロ・アメリカンや、インドネシアでニッケルを生産するニッケル・インダストリーズも赤字転落した。カナダのテック・リソーシズは赤字額が拡大。BHPとライナス・レアアースのオーストラリア資源2社は、12月締めの中間決算がそろって大幅減益となった。

 一方、アルミや銅の価格上昇は一部の企業の救いとなった。米アルコアは前の期の赤字から黒字転換。リオ・ティントも銅価格の上昇のほか、アルミ事業が支えとなった。

 

 2025年に入ってからは米トランプ政権が打ち出す関税への警戒から先回り買いが入り、金属価格は戻しつつある。企業の業績には救いになってくることも期待できる。ただ、一部の企業は価格低迷を受けて生産を調整しており、業績にどう反映するかは読みにくい。

 

関連記事: グレンコア、24年は金属減産 コバルト8%、ニッケル16%の生産減 銅も減少 | MIRU

 

 

(IR Universe Kure)

 

 

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