25年リチウム市況#4 7万元割れも目前に、下落基調続く――供給過剰で買い安心感
2025/04/23 18:43
底値圏にあるリチウム市況がさらに下値を探る展開をみせ始めた。節目、節目で小反発する場面を挟みながらの流れが続いていたが、4月入りとともに小刻みながら一本調子の下げに転じている。主要指標の炭酸リチウム(99.5%、China)で23日現在、1トン7万1,000元(仲値)の水準にあり、上旬比で2,500元値を消し、7万元の大台割れが目前に迫ってきた。供給過剰基調が続く中、買い安心感から需要家は当用買いに徹しており、売り手は相場形成の主導権を奪われている。仮に同ラインを割り込めば約4年ぶりの安値水準になる。
関連記事
- 2025/06/16 中国の研究者、塩湖からのルビジウム抽出に成功 鉱石の対外依存の低下に貢献か
- 2025/06/16 動き出す「金属盗対策法」――指定金属切断工具の隠匿携帯には罰則
- 2025/06/16 レアメタル千夜一夜 第46夜 レアアースよりも足元で深刻な元素Sb
- 2025/06/16 レアメタル千夜一夜 第45夜 値上がり率N0.1のアンチモン
- 2025/06/16 政府系科学機関CSIRO 黒鉛研究開発助成金プログラムへの応募開始 豪州の黒鉛を世界へ
- 2025/06/16 電子部品輸出入Report#120金属製磁石輸入 2025年輸入量増加
- 2025/06/16 光ファイバ輸出レポート#6 昨年の落ち込みから一転2025年輸出量増加
- 2025/06/16 産業用電子機器輸出入レポート#71パソコン輸入 台数17か月連続増加するも平均単価急落
- 2025/06/15 週刊バッテリートピックス「アイシンがファスナー式太陽電池」「FDKが高出力電池量産」など
- 2025/06/14 チタン:国内2社を徹底比較してみた