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パナソニックグループ、古川電工 廃家電由来の銅スクラップ循環新スキームを確立―8%のCO2を削減

 パナソニック オペレーショナルエクセレンスと古河電気工業は19日、パナソニック製品向けに古河電工が製造する銅合金材の原料の一部を銅地金から廃家電由来のリサイクル銅原料に置き換える循環スキームを確立し、6月から運用を開始すると発表した。今回のスキームにより銅地金を100%用いた時に比べ、約8%のCO2を削減できるという。

 

 パナソニックのグループ企業であるパナソニックETソリューションズが、リサイクル工場で解体・選別された銅リサイクル原料を、分離選別工程の精緻化で不純物を少なく高品位に分別。また、古河電工と連携して成分分析値のクロスチェックを実施した。これによりパナソニック オペレーショナルエクセレンスは、銅リサイクル原料を銅精錬メーカーに戻すことなく、古河電工に直接供給できる。これにより古河電工は、銅地金と一部置き換えても安定的な製造条件を確立し、配線器具用銅合金NFC-11の製造時のCO2発生量を約8%低減することに成功した。従来からNFC-11を製造する古河電工の日光伸銅工場(栃木県日光市)では、同グループが所有する水力発電由来のクリーンエネルギーを100%使用し、環境負荷の少ない銅製品を提供している。

 

 国内で家電リサイクル法に基づき廃棄される家電4製品(テレビ、エアコン、冷蔵庫、洗濯機)は、リサイクル工場で個々の資源に分別後、循環されている。そのうち銅リサイクル原料については、その多くが銅精錬メーカーで銅地金に再生される形で循環されており、その精錬過程で多くのCO2を排出している。

 

(IRuniverse G・Mochizuki)

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