三井化学 三フッ化窒素事業から撤退
2025/05/27 19:39 FREE
三井化学株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:橋本 修)は、5月26日、100%子会社である下関三井化学株式会社(本社:山口県下関市、代表取締役社長:余川 尚和)で製造している三フッ化窒素(以下「NF3」)事業からの撤退を決定したと発表した。2026年3月末を以て生産を停止し、同年内に販売を終了する予定。
三井化学は長期経営計画「VISION 2030」において「未来が変わる。化学が変える。」をありたい姿に掲げ、 事業ポートフォリオの変革を基本戦略として高成長‧高収益のグローバルスペシャリティケミカル事業と、競争力のある誘導品を中核としたサステナブルなグリーンケミカル事業の2つを大きな柱とする、真のグローバルスペシャリティカンパニーを目指している。
同社はICTソリューション事業本部 半導体‧光学材料事業部において半導体‧液晶製造装置のクリーニングガスとして使用されるNF3事業を展開してきたが、海外品との価格競争の激化、原料およびユーティリティ費用の増加、修繕費等のコスト上昇により、事業採算は極めて厳しい状況となっていた。
こうした状況に対応し、あらゆる合理化‧コストダウン等に取り組んできたが、事業を継続するための収益確保が困難と判断し、撤退することを決定致した。
(IR universe rr)
関連記事
- 2025/05/30 ミライ化成 一気通貫で再生炭素繊維を研究開発する「青森Lab」開所式を実施
- 2025/05/30 2025NEW環境展 ぶらりブース訪問の旅
- 2025/05/30 デンカ「カーバイド」価格改定 +10,000円/トン
- 2025/05/30 環境省 自動車における再生材供給拡大に向けた産官学連携推進事業の公募開始
- 2025/05/30 アジア合成樹脂市況の近況(No38) 5月中旬の持ち直しの動きも消滅
- 2025/05/30 半導体(DRAM&NAND)市況 5月実績と6月予想 DRAM(DDR4)の大口価格、5月以降は上昇するもやや鈍化
- 2025/05/30 世界の半導体需要と搭載機器シリーズ#87 半導体深堀:番外編
- 2025/05/30 ポーランドFORS会議より:自動車業界の立場から見る「使用済自動車規則案」への提言
- 2025/05/30 2025NEW環境展〜時代が要請する環境技術!
- 2025/05/30 トランプ関税で甚大な影響を蒙る企業城下町 リーマンよりコロナ禍よりも厳しい今