アーバンエナジーの太陽光発電コーポレートPPA サービス導入100MW突破
~オフサイトPPA拡大により、累積導入量は2年で倍増~
JFEエンジニアリング株式会社(社長:福田 一美、本社:東京都千代田区)が100%出資する新電力会社のアーバンエナジー株式会社(社長:川原 太郎、本社:神奈川県横浜市)は、6月16日、太陽光発電コーポレートPPAサービスについて、累計発電容量が100MWを突破(事業化決定(内示)案件含む)したと発表した。
2021年度より開始した同サービスは、日本政府が掲げる2050年カーボンニュートラルの実現に向けた施策ならびに、昨今の世界情勢により高騰する電気代の削減対策として、導入企業が急増している。そのペースは加速度的に増え、累計発電容量50MWを達成した2022年度から2年で100MWに達し、様々な業種のユーザーの脱炭素化に貢献している。
同サービスは、顧客の敷地内に太陽光発電設備を設置するオンサイト型サービス(図1)からスタートした。2023年度からは、敷地外に設置するオフサイト型サービスのニーズが高まり、オフサイトPPAフィジカル(電力と環境価値を一体で供給)(図2)、オフサイトPPAバーチャル(環境価値のみ供給)(図3)、とサービスが多様化している。現在提供するサービスの比率は、オンサイト:オフサイト=6:4となっている。
また、初回の導入成果が評価され、設備の段階的な拡充を進める顧客が増えている。帝人株式会社では、2023年度に岩国事業所に475.2kW(AC出力350kW)(写真)、2024年度に三原地区に2,407.3kW(AC出力1,875kW)の設置を完了した。
帝人株式会社 岩国事業所 太陽光発電設備
同社の強みは、再エネ発電所を含めたエンジニアリング事業での長年の実績をベースとした技術提案力とJFEグループ既存事業との組合せを活かした高付加価値化にある。例えば、多拠点一括エネルギーネットワークサービス(サービス名称「JFE-METS)との組合せによる全社規模の脱炭素化推進、JFEエンジニアリンググループのJ&T環境による太陽光パネルリサイクル事業と連携した環境負荷低減など、あらゆる顧客のニーズに対応する。
(IR universe rr)
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