新着情報

2025/07/03   黒鉛電極:インドの...
2025/07/03   インドでバッテリー...
2025/07/03   原油価格の動向(7...
2025/07/02   鉛バッテリースクラ...
2025/07/02   25年3Q(7‐9...
2025/07/02   Fe scrap ...
2025/07/02   ペルー、銅の輸送が...
2025/07/02   コンテナ運賃動向(...
2025/07/02   阪和興業、タイのP...
2025/07/02   6月の銅の概況及び...
2025/07/02   三井物産、豪ローズ...
2025/07/02   三井化学 「廃プラ...
2025/07/02   6月のアルミ概況お...
2025/07/02   ENEOS ベン...
2025/07/02   二次電池輸入入Re...
2025/07/02   銅板輸出Repor...
2025/07/02   銅条輸出Repor...
2025/07/02   銅鉱石輸入Repo...
2025/07/02   精製銅輸出Repo...
2025/07/02   韓国 現代製鉄 減...

阪和興業、タイのPRALAN ENERGYとR&Tからのタイヤチップ供給に合意

 7月2日、阪和興業株式会社(以下、当社)子会社の HANWA THAILAND CO., LTD.(以下、阪和タイランド)は、タイ王国の廃タイヤ回収・タイヤチップ製造事業者である PRALANENERGY CO., LTD.(以下、PRALAN)および R&T (2018) CO., LTD.(以下、R&T)とタイヤチップ供給に関する基本合意書を締結したと発表。


<左から3人目が PRALAN 代表、4人目が R&T 代表、5人目が阪和タイランド 上野社長>


 現在、世界では製造工程で発生する規格外品や使用済みタイヤが大量に発生しており、廃タイヤの不法投棄や埋め立て等により引き起こされる環境問題が深刻化している状況だ。
廃タイヤを破砕して製造されるタイヤチップは、石炭よりもカロリー当たりの CO2 排出量が約 50%低く、石炭代替燃料として注目を集めている(注釈※)。この度阪和興業がPRALANおよびR&Tと合意に至り、両社が製造するタイヤチップを国内外の製紙、化学、セメント、鉄鋼といった各産業の石炭需要家へ販売し、将来的には、日本および東南アジアをはじめとする世界各国へ広く本事業を展開し、同社グループのさらなる再生資源の確保および供給拡大を目指していくとの事である。


同社グループはグローバルネットワークを生かして、廃タイヤの回収から、適正に処理し付加価値を高めた製品として流通させるまでのサプライチェーンを構築することで、カーボンニュートラル社会の実現に貢献していくと意気込んでいる。

※:タイヤチップを工場の電力や蒸気などのエネルギー源として使用した場合、日本の法律(地球温暖化対策推進法)ではカーボンニュートラルと見なされる。

 


<原料として使用される廃タイヤ>

 

<タイヤチップ>


【PRALAN の概要】
会 社 名:PRALAN ENERGY CO., LTD.
所 在 地:タイ王国チョンブリ県
設 立:2010 年
代 表 者:PRAIYA URAPEEPON
事業内容:廃タイヤの回収及びタイヤチップ製造事業
処理能力:約 12,000 トン/年


【R&T の概要】
会 社 名:R&T (2018) CO., LTD.
所 在 地:タイ王国ナコーンパトム県
設 立:2014 年
代 表 者:CHIRAWAN MANEECHOT
事業内容:廃タイヤの回収及びタイヤチップ製造事業
処理能力:約 12,000 トン/年



本件に関する問い合わせ先
HANWA THAILAND CO., LTD.
TEL:+66-2-343-8877


阪和興業株式会社
大阪本社 エネルギー第一部 エネルギー第二課
TEL:06-7525-5344
東京本社 食品・エネルギー・生活資材新規事業推進室
TEL:03-3544-2315
Mail:2050cn@hanwa.co.jp


(IRuniverse Ryuji Ichimura)

 

 

関連記事

関連記事をもっと見る