株式会社プラニック(本社:静岡県御前崎市、代表取締役:小池忠敏、以下:プラニック)は、2022年10月11日に御前崎工場の本格稼働を開始した。
プラニックは、国内最大級*のリサイクルプラスチック製造事業会社です。自動車や家電製品由来、家庭で使用される製品が混在したプラスチック(ミックスプラスチック)を原料とし、再び自動車部品や家電製品の原材料に使用可能なリサイクル原料を製造する。
これまで、自動車由来のミックスプラスチックは、材質ごとの選別が困難なことからマテリアルリサイクル(再資源化)されず、焼却処分(熱回収)されてきた。しかしプラニックが国内で初導入した最新技術により、自動車部品などの原材料に使用可能となる高品質な再生プラスチックの生産ができるようになり、自動車部品由来のミックスプラスチックを原料としたCar to Carリサイクルが実現する。御前崎工場では、年間約4万トンの廃プラスチックを受け入れ、約3.2万トンのリサイクル原料の生産を目標としている。これまで熱回収されてきたプラスチック資源を再資源化することによってサーキュラーエコノミーの実現に寄与する。
プラニックは、ヴェオリア・ジャパン株式会社(以下:ヴェオリア・ジャパン)、豊田通商株式会社(以下:豊田通商)、小島産業株式会社(以下:小島産業)のジョイントベンチャーとして2018年12月に設立された。
ヴェオリア・ジャパンは、総合環境サービスのグローバル企業として、エンジニアリングマネジメントとプラントオペレーションサポートおよび自治体からの原料調達を、豊田通商は、モノづくりに関わる商社として、使用済み自動車および家電由来の原料調達と製品樹脂の販売サポートを、小島産業は、自動車部品製造会社として、樹脂コンパウンドおよび自動車用部品生産技術といったそれぞれの強みを生かすことで、シナジーを生み出し、株主として事業を支えていく。
プラニックは、御前崎工場の稼働を通じた事業活動により、プラスチックのマテリアルリサイクルを促進することで、CO2排出量の削減に貢献し、日本におけるサーキュラーエコノミーの実現を目指す。また雇用の創出を通じて地域社会への貢献を実現する。
*単一工場での年間コンパウンドペレット生産量
プラニック御前崎工場の概要
プラニック御前崎工場の外観
(IRuniverse.jp)