14日、東京機械振興会館で、一般社団法人産業環境管理協会主催、令和4年リサイクル技術本多賞、資源循環技術・システム表彰式、3R先進事例発表会が、開催された。
以下、表彰者
リサイクル技術開発本多賞
・東北大学 大学院工学研究所 助教 ルーシン氏
「固体電解プロセスによるアルミニウムスクラップのアップサイクリング」
・早稲田大学 理工学術院 教授 所 千晴氏
「新規電気パルス法によるリチウムイオン電池の高精度分離技術開発」
他2名
資源循環技術・システム表彰
・伊藤忠メタルズ株式会社 「店舗什器・自販機の循環型サプライチェーン構築」
・株式会社 エムダイヤ 「基盤剥離機エココレクターの開発・製造」
他2社、1団体
表彰式に先立ち、一般社団法人産業環境管理協会、専部理事の黒岩進氏が、挨拶を行った。
「10月は、リサイクルに関するイベントが目白押しだが、海外でもリサイクルに関する国際会議などが行われているが、その中で、伝統ある、3R推進月間でもある。
3R資源循環については、この一年間は、大きな出来事があった。近年、新型コロナウィルスの拡大に伴い、医療廃棄物の増加、テイクアウトの拡大でプラスチックごみが問題になっている。また、各地で起きている災害の際に発生する災害廃棄物も増加しており、3R資源循環に関する技術開発が急務になっている。
特に、国内では資源循環の効率化、新素材の開発が進んでいる。同時にカーボンニュートラルが国の政策として進んでおり、2030年の温室効果ガス排出目標46%減、これまでの3R政策の枠を超えた、成長志向の資源自立経済の確立を促す取り組みが行われている。
また、本年4月には、プラスチックに関わる資源循環の促進等に関する法律が施行された。
このような動きの中で、これまで培ってきたリサイクルの技術を発展させて、日本が世界に先駆けてリードしていくことを期待したい。」
と挨拶を占めた。
なお、発表の様子は、順次掲載していく。
(IRUNIVERSE Hatayama)