AGC(AGC株式会社、本社:東京)と Saint-Gobain(Saint-Gobain S.A.、本社:パリ)は、 板ガラス製造時の CO2 排出量を大幅に削減する技術を共同で開発することで合意した。2024 年下期に 最新鋭のパイロットプラントで実証実験開始を目指す。
このパイロットプラントは、バレフカ市(チェコ)にあるAGCの型板ガラス製造プラントを全面的に改修し、建設する。同共同開発は、天然ガスの空気燃焼を熱源とする板ガラスの製造方式を、50%を電力・残りの 50%を天然ガスの酸素燃焼に転換する新しい技術を目指すもの。この技術の実現により、板ガラス製造における CO2排出量を大幅に削減することが可能となる。
同共同開発は、板ガラス製造時の熱源のクリーン電力比率向上を加速し、使用する製品の環境負荷低減を求める顧客の要望に対応することが可能となる。両社はガラス業界における脱炭素化のリーディングカ ンパニーとして、サステナビリティに関する知見を結集し、イノベーションの実現を目指す。
(IR universe rr)