アルコニックスはこのほど、子会社のソーデナガノと2024年1月にリチウムイオン電池(LIB)用部材の生産を手掛ける新会社を米国に設立すると発表した。インフレ抑制法(IRA)をきっかけに、LIBの生産に弾みがついている現地の需要を取り込む狙いだ。
新会社「Soode Kansas Corporation(仮称)」はカンザス州に拠点を置く。資本金は10億円で、出資比率はソーデナガノ 90%、アルコニックス10%。ソーデナガノの早出隆幸社長が会長に就任する予定。設立日は2024年1月末としている。
アルコニックスは中期経営計画で、電子材料・電子部品をグループの強化事業に挙げており、なかでも、今後EV向けなどに世界的な需要増が見込まれているリチウムイオン電池関連事業を重点注力分野としている。
(IRuniverse G・Mochizuki)