2024/01/31 16:24
年末高値引けとなった銅スクラップ市況は年明け、上旬に下落する場面もあったが、中旬以降大きく水準を切り上げた。31日現在1号ピカ線で直近の安値である11日比50円高の1キロ1,220円で推移している。春節(2月10‐17日)前の中国の在庫手当てに備えた中華系の買い付けに続き、紅海危機を映した海運市況の上昇で中東からの輸入スクラップ価格が高値寄りにシフト。品薄感を引きずっていた市場にこれらが波及し上げ足を速めた。中国の春節前後を含めた大型連休入りで足元一服気配も、地政学リスクにも敏感に反応して国際商品色を強める市況には目先なお上げ余地が残る。
この記事は会員限定です。お申込み確定後に続きをお読みいただけます。