ロシアのアルミ大手ルサールが、アルミ新地金のバナジウム含有量を従来の10分の1に削減することに成功したことが分かった。
今回の成果は、2017年から進めてきた不活性陽極技術の開発によるものだ。その開発に成功し、技術を導入したことで、アルミニウムの電気伝導性が向上し、より効率的な生産が可能になったという。
バナジウムの削減は、環境への影響を軽減するだけでなく、製品の品質向上にも寄与することが期待されている。
同社は、「バナジウムの低い地金なので用途はあると考えている」と述べている。
(IRuniverse G・Mochizuki)