三菱ケミカル株式会社(本社:東京都千代田区、社長:筑本 学)は、7月25日、トナ ー用ポリエステルレジン事業から撤退すると発表した。
1.事業撤退の背景
同社は 1989 年からトナー用ポリエステルレジン事業を展開してきたが、ペーパーレス化やコロナ禍以降の働き方変容に伴う印刷需要の縮小に加え、近年の原料価格高騰や人件費の増加などにより事業の採算は極めて厳しい状況となっている。
このような状況の中、同社は合理化や固定費の削減などに取り組んできたが、取り巻く事業環境を鋭意検討した結果、収益性の改善および将来的な成長は困難であると判断し、 同事業から撤退することを決定した。
2.撤退事業の概要
・対象製品:トナー用ポリエステルレジン「ダイヤクロン TM」 ・製造拠点:東海事業所 愛知地区(愛知県豊橋市牛川通 4-1-2)
3.事業撤退のスケジュール(予定)
・2026 年 3 月末 生産停止
・2026 年6月末 販売終了
(IR universe rr)