日本酸素ホールディングスグループの日本産業ガス事業会社である大陽日酸株式会社(社長:永田研二)は、8月27日、三菱商事クリーンエナジー株式会社(社長:藤井隆男)とオフサイト型コーポレート PPA(電力購入契約)を締結、再生可能エネルギー由来の電力を長期的に調達し、当該電力を活用し、第三者認証を取得した CO2 フリーガスとしては国内初となる「グリーン液化窒素」の販売を開始すると発表した。
1.グリーン液化窒素について
液化酸素、液化窒素、液化アルゴンの製造および輸送時に発生する CO2 を再生可能エネルギー由来の電力によってオフセットすることで、CO2 排出を実質ゼロとするもの。CO2 削減効果の算定ルールや運用手順の妥当性を担保するため、国際基準を参照する第三者認証機関による認証を取得している。
名称 : グリーン液化窒素※
対象製品 : 液化酸素、液化窒素、液化アルゴン(タンクローリー供給)
販売開始時期 : 2025 年8月
供給対象エリア : 北海道エリア、沖縄エリアを除く国内全ての地域
※空気より分離することで同時に製造される液化酸素、液化窒素、液化アルゴンが対象となるが、空気中に最も多く含まれる成分(約 78%)であり、かつ需要の多くを占める窒素に焦点を当て、同製品群を“グリーン液化窒素”と総称する。
2.オフサイト型コーポレート PPA(電力購入契約)について
同契約に基づき、新設の陸上風力発電所より、追加性を有する再生可能エネルギー由来の電力を長期的に調達する。
(IR universe rr)