2025年9月16日、(一社)日本鉄鋼連盟が2025年7月の特殊鋼熱間圧延鋼材・生産・消費・在庫内訳を発表した。
7月のステンレス鋼熱間圧延鋼材生産量は、18万3,915トンとなり、前月6月(16万9,525トン)比 では8.5 %増、前年同月(17万4,883トン)比でも5.2 %増と、共に増加した。
7月末ステンレス熱間圧延鋼材の在庫は、12万2,426トン(前月末在庫11万603トン)と前月末から1万1,823トン増加した。
鋼板・鋼帯の生産量は13万4,078トンと前月(12万377トン)比では、約1.4万トン増加して、11.4 %増。
一方、消費(鋼板・鋼帯)も11万2,350トン(前月9万9,128トン)と約1.3万トン増加して、前月比13.3 %増だった。
2025暦年上半期(1月~6月累計)のステンレス熱間圧延鋼材の生産量は101万5,316トンとなり、2024年上半期(100万7,620トン)比では、0.8 %増だった。月換算では、16.9万トン。
2025年度第1四半期(4月~6月)のステンレス熱間圧延鋼材の生産量は50万6,433トンとなり、前年同期(50万9,372トン)比では、0.6 %減となった。月換算では16.9万トン。
2025年1月~7月累計では、119万9,231トンとなり、月換算では17.1万トンと17万トンを超えた。暦年換算では、205万5,825トンと2024暦年の204万6,025トンを上回る。
ステンレス熱間圧延鋼材のデータは下記よりご確認ください。
2025年7月のステンレス熱間圧延鋼材生産統計 前年同月比5.2%増の183,915トン
<前月比>
7月のステンレス鋼熱間圧延鋼材生産量は、18万3,915トンとなり、前月6月(16万9,525トン)比 では8.5 %増となり、2024年度の月換算17.1 万トンを上回り、18万トンを超えた。
鋼種別前月比ではその他系を除く鋼種で増加した。Cr系及びCr-Ni-Mo系は二桁増となった。
7月のステンレス熱間圧延鋼材の 消費(鋼板・鋼帯)は11万2,350トン(前月9万9,128トン)と11万トンを上回り、前月比13.3 %増となった。
鋼種別前月比では、その他系を除く、Cr系、Cr-Ni系及びCr-Ni-Mo系の消費量が増加した。
7月末のステンレス熱間圧延鋼材の在庫は、12万2,426トン(前月末在庫11万603トン)と前月末から1万1,823トン増加。
在庫量は12か月連続で10万トンを上回って推移している。
前月比では、その他系の在庫量のみが増加した。
令和7年7月分 ステンレス鋼の熱間圧延鋼材生産・消費・在庫内訳(鋼種別)を表1に示す。
表1 ステンレス鋼鋼熱間圧延鋼材生産・消費・在庫内訳(鋼種別):令和7年7月

<令和7年6月>

<前年同月比>
<ステンレス熱間圧延鋼材生産量>
2025 年7月のステンレス鋼熱間圧延鋼材生産量は、18万3,915トンとなり、前年同月(17 万4,883トン)比で5.2 %増と。2か月ぶりに増加した。
鋼種別では、Cr-Ni系が前年同月(7万3,628トン)比9.2 %減の6万6,838トン、及びその他系が前年同月(2万1,244トン)比0.7 %減と減少した。
2024暦年のステンレス鋼熱間圧延鋼材の生産量は204万6,025トンと200万トンを上回り、2023暦年(194万9,309トン)比5.0 %増。月換算では17万502トンだった。
2024年度のステンレス鋼熱間圧延鋼材生産量は、200万トンを超え、205万6,660トンとなり、2023年度のステンレス鋼熱間圧延鋼材生産量(195万3,757トン)比では、約7万トン増となった。月換算では、17万1,388トンだった。
7月のステンレス鋼熱間圧延鋼材生産量は、2024暦年及び2024年度の月換算量を共に上回った。
<鋼種別 2025年7月のステンレス熱間圧延鋼材生産量>
鋼種別内訳をみると、7月のステンレス熱間圧延鋼材
Cr系生産量は前年同月(64,733トン)比23.6 %増の79,997トン(前月は69,033トン)、
Cr-Ni系(304系)は同(73,628トン)比9.2 %減の66,838トン(前月は65,937トン)、
Cr-Ni-Mo系 は同(15,278トン)比4.6 %増 の15,985トン(前月は13,249トン)、
その他系は同(21,244トン)比0.7 %減の21,095トン(前月は21,306トン)と、
前年同月比では、Cr-Ni系及びその他が減少した。
前月比で減少したのは、その他系だけだった。
2024年度のステンレス鋼熱間圧延鋼材生産量は、鋼種別ではCr系は83万7,970トンとなり、2023年度(80万3,474トン)比4.3 %増、約3万トン増加した。
月換算では、6万9,830トン、
Cr-Ni系系は81万8,917トンとなり、2023年度(74万5,069トン)比9.9 %増、約7万トン増加した。
月換算では、6万8,423トンだった。
2025年7月のCr系生産量は、2024年度の月換算を上回った。
経産省による鉄鋼生産内訳月報は、2022年(令和4年)12月分の調査をもって終了したため、その後は日本鉄鋼連盟が自主統計として特殊鋼鋼材生産・消費・在庫内訳を鉄連HPにて公表している。この特殊鋼統計データから、IRUNIVERSEでは独自にステンレス鋼についての生産・消費・在庫推移を追跡調査している。
<鋼種別 2025年7月のステンレス熱間圧延鋼材 鋼板・鋼帯消費量>
7月のステンレス熱間圧延鋼材の 消費(鋼板・鋼帯)は11万2,350トン(前月9万9,128トン)と10万トンを上回った。前月より1万3,222トン増加した。
鋼種別では、
Cr系が5万2,455 トン(前月4万7,860トン)、
Cr-Ni系は3万7,801トン(前月3万2,522トン)、
Cr-Ni-Mo系は3,230トン(前月3,377トン)、
及びその他系が1万8,864トン(1万5,369トン)となった。
消費量が、前月比で減少としたのはCr-Ni-Mo系だった。
<鋼種別 2025年7月のステンレス熱間圧延鋼材 月末在庫量>
<前月比>
前月比で消費量(鋼板・鋼種)は1万3,222トン増加、
ステンレス熱間圧延鋼材の生産量は1万4,390トン増加、
7月末のステンレス鋼熱間圧延鋼材在庫は、12万2,426トン(前月末在庫11万603トン)と前月末から1万1,823トン増加した。
在庫量は12か月連続で10万トンを上回って推移している。
<鋼種別 7月末在庫量>
鋼種別月末在庫量では、
Cr系が3万6,392トン(前月末2万5,761トン)、
Cr-Ni系は5万8,959トン(前月末5万7,625トン)、
Cr-Ni-Mは1万7,448トン(前月末1万6,194トン)、
及びその他系が9,627トン(前月末1万1,023トン)となった。
その他計在庫量のみ、前月末比で減少した。
<ステンレス鋼最終鋼材の生産量>
2023年度のステンレス鋼最終鋼材の生産量は182万3,422トンとなり、2022年度(204万2,005トン)比10.7 %減だった。
月換算では15万1,952トン。
2024年度のステンレス鋼最終鋼材の生産量は、185万5,216トンとなった。2023年度のステンレス鋼最終鋼材の生産量(182万3,422トン)から3万1,794トン増加し、2023年度比1.7 %増となった。
月換算では、15万4,601トン
2023暦年のステンレス鋼最終鋼材の生産量は184万705トンであり、月換算は15万3,392トンだった。
2024暦年のステンレス鋼最終鋼材の生産量は184万4,412トンと、月換算では15万3,701トンだった。
2025年7月のステンレス鋼最終鋼材の生産量は、前年同月(15 万3,341トン)比2.6 %増の15万7,334トン(15万7,105トン)となり、2024暦年及び2024年度の月換算量を上回った。
2024暦年上半期のステンレス鋼最終鋼材の生産量は前暦年同期(92.6万トン)比1.7 %減の91万56トンだった。月換算では、15万1,676トン。
2025暦年上半期のステンレス鋼最終鋼材の生産量は、91万7,883トンとなり、前年同期比では0.9 %増となった。月換算では、15万2,981トン。
2025年度第1四半期(4月~6月)のステンレス鋼最終鋼材の生産量は前年同期(46万3,032トン)比0.6 %減の46万55トンとなった。月換算では、15万3,352トン。
<ステンレス鋼受注高>
2025年9月16日に鉄鋼連盟が発表した2025年7月のステンレス鋼の受注高は15万9,374トン(前月14万8,628トン)だった。前年同月(15万3,098トン)比では4.1 %増となった。
2023年度の受注高は2022年度(177万5,867トン)比4.7 %減の169万3,010トンであった。
月換算では14万1,084トン。
2024年度の受注高は、2023年度比5.1 %増の177万9,009トンとなった。
月換算では14万8,251トン。
7月のステンレス鋼受注高は、2023年度及び2024年度の月換算を上回り、15万トン台となった。
(IRUNIVERSE tetsukoFY)